出力ジョブ ファイルでバリアントを選択
Related article: デザインを製造へ
Altium Designer では、ベース (non-varied) デザインを使用して、またはそのデザインのバリアントを指定して PCB プロジェクトを出力できます。AD10 の configurations for a PCB project を定義する機能で、出力するために使用するバリアントをスコープする方法は強化されました。
バリアントスコープの設定
出力ジョブ ファイルを設定している時、バリアントを出力ごとに選択、またはファイルの出力へ適用するために1つのバリアントを選択できます。バリアントスコープは、出力ジョブ ファイルの上部にある Variant Choice オプションで決定します。
もし、プロジェクトコンフィギュレーションを使用している場合、バリアント選択は、出力ジョブ ファイルの外部にある PCB Configuration レベルで指定されます。
以下の項目では、異なるバリアントスコープについて説明します。
各出力ごとに異なるバリアントを選択
出力ジョブ ファイルのバリアントスコープの設定で、各出力ごとに使用するバリアントを指定します。このスコープ設定を使用して、異なる出力を実行するための異なるバリアントを割り当てることができます。
このバリアントスコープ設定は、Altium Designer Summer 09(やそれ以前の製品)と同じです。このようなソフトウェアで作成した、Altium Designer 10(または、それ以降)で開いた出力ジョブ ファイルには、デフォルトで適用されたこの個々の出力レベルのバリアントスコープ設定があります。
出力ジョブ全体に対して1つのバリアントを選択
このバリアントスコープの設定で、出力ジョブ ファイルの全ての出力を実行するために1つのバリアントを選択します。このオプションを有効にした後、右のドロップダウンでバリアントを指定する必要があります。[No Variations]
だけでなく、ドロップダウンには、アクティブプロジェクトの全てのバリアントがリスト表示されます。
ベース (non-varied) デザインを使用して出力を実行するには、ドロップダウンから [No Variations] を選択します。
PCB コンフィギュレーションのバリアントを選択
この場合に、リリース時、PCB コンフィギュレーション(出力を生成するために出力ジョブ ファイルを使用)を指定したバリアントによって出力は実行されます。
PCB コンフィギュレーションでバリアントをコントロールする時、複数の PCB コンフィギュレーション(異なるバリアントを使用して)は、出力を実行するために同じ 出力ジョブ ファイルを使用できます。このバリアントの選択は、PCB Project Configuration Manager から作成されます。
もし、形式的なリリースを実行しないで、出力ジョブ ファイルから直接、出力を生成する場合、全ての出力を実行している時、出力ジョブ ファイル内で設定したバリアント選択を使用します。
製造出力の実行
Main article: バリアントを使用して製造データを出力
バリアントの定義の一部として、バリアントが製造ベースの出力を実行できるか、または実行できないか指定するオプションがあります。ファイルから出力を実行するためにどのバリアントを使用するか指定する時、このオプションには以下の効果があります:
もし、選択したバリアントが製造出力のバリアントを許可しない、製造ベースの出力で使用するためにバリアントを指定する場合、出力ジョブ ファイルのバリアントは 赤色 になり、警告メッセージが表示されます。この警告は、
Choose a different variant for each output
設定を使用している時のみ表示されます。
- 製造ベースの出力ジェネレーターのために、選択したバリアントを使用している出力生成は、
[No Variations]
の設定が選択されたかのように実行されます。それは、ベース (non-varied) デザインが出力のソースとして使用されます。