バリアントを使用して製造データを出力
Output Job ファイルで出力ジェネレーターを定義している時、デザインのバリアントは製造ベースでないデータを出力するために使用するだけです。この定義は、実装バリアントの本質(製造された bare ボードでない実装ボード)です。Altium Designer 10 では、製造データを出力するためのバリアントを定義する機能でそれを行います。PCB Configuration の観点から、これは、選択した 'driving' バリアントに基づいた別の製造 bare ボード(Blank ボード) Item のレビジョンをターゲットにして、PCB デザインプロジェクトのために別のコンフィギュレーションを定義できます。
この機能は何ですか?
この機能は、デザインのコンポーネントのコメントを変更でき、この変更を以下の製造出力へ渡します:
- ガーバーファイル
- ODB++ ファイル
- 複合のドリルドローイング
- ドリルドローイング/ガイド
- ファイナル アートワーク印刷
特に、これはシルクレイヤ(コンポーネントのコメントが表示されるレイヤ)に関連します。
この新しい機能は、どのバリアントを使用するかの方法が強化されています。それは製造データを出力できますが、実装ボードのコンポーネントレベルの変更に基づいた変更(この場合、コンポーネントの コメント
パラメータ)のみです。製造ボードの他の点(配線、コンポーネントのレイアウト、レイヤスタックのような PCB の物理的な点)は変更できません。
Enabling the Feature
製造データを出力する機能は、Variant Management ダイアログ内からバリアントレベルで決定されます。このダイアログを表示するには、Project メニュー(Project»Variants)を選択、または Variants ツールバーの ボタンをクリックします。
各定義したバリアントについて、Allow variation of fabrication outputs オプションに関連したチェックボックスを利用できます。デフォルトで、チェックボックスにチェックは入っていません(バリアントから製造データを出力する機能が Not Allowed
であることを意味します)。必要に応じて、この状態を Allowed
に切り換えるにはボックスをクリックします。
PCB コンフィギュレーションに関して、製造データを出力するオプションがバリアントで有効な場合、そのバリアントは、Blank Board
と Assembled Board
Item の両方をターゲットにしているコンフィギュレーションのデータを出力するために使用できます。
以前のバージョンの Altium Designer(Summer 09 やそれ以前)で、Assembly Variant と言う用語はバリアントを定義している時のみ、使用しました。Altium Designer 10 (やそれ以降)について、バリアントは製造データも出力できます。この用語はより一般的に作成され Variant と名付けられます。もし、特定のバリアントが製造データを出力できない場合、Assembly Variant と呼ばれます。