Altium Designer 10 の新機能
Language
最新の Altium Designer では、新機能や技術を考慮しながら、次世代のエレクトロニクスデザインを容易に作成できるように計画しました。Altium の統一デザイン構造は、プロジェクトのみでなく新しいデザインアイデアを自由に調査し、チーム全体が全体の設計プロセスを通して 1 つのデザインを確認して、ハードウェア、ソフトウェア、プログラマブル ハードウェアを 1 つのアプリケーションへ導く点が特徴です。
発展したソフトウェア ソリューションを開発すると、ユーザーに次のレベルのソリューションを提供できます。この最新バージョンでは、進化した Altium Designer (DXP プラットフォームから見られないスケールや、一つの統一モデルとして提供した設計環境でのソフトウェアの世代の移行や機能) を提供します。この飛躍は、デザイン情報を管理する方法に革命をもたらすだけでなく、ボードデザインのリリースプロセスを自動化することを目的とする印象的で広範囲な新技術を表します。
Altium Designer には、設計が遅れる問題を効果的に解決するために Design Data Management System である Altium Enterprise Vault Server が含まれています。
このデータ管理は、手動によるエラーを無くし、ワンタッチでデザインや製造データを確認しパッケージ化する高度なボードデザインのリリースプロセスと同様に、ライフサイクルの追跡や部品の確認が可能なコンポーネント管理のシステムです。
Altium Designer では、試作や量産を通して構想や設計から信頼性があり保証された deprecation や obsolescence まで全体のライフサイクルを通してエレクトロニクス製品を開発、管理できます。
このリリースのために開発された多くのその他の新しい機能に加えて、新しい技術を引き起こします! そして、開発中に Altium Subscription での新しいインストールと配信システムで、新しい機能と更新を利用できます。オプションのプラグインとして配信され、メジャー(または、マイナー)リリースを待つ必要はありません。都合の良い時間に継続的な更新と機能を取得し、必要な技術や解決策を得ることができます。
Altium Designer は全てここで始まります。
設計データとリリース管理
設計データ管理システム設計されているシステムを表現する1つの統一データモデルを持つ Altium Designer の統一プラットフォームでは、製品向上の要求を確認している間、効果的、効率的に最も高度なデータの問題に取り組みます。その結果は、最終的に実際の製品を構築する役割を果たす設計分野とサプライチェーン間を定義する、設計データ管理モデル(サプライチェーンが構築する特定の製品 Item (ブランクや実装されたモデル)に設計データをマップするモデル)の実現です。 ソフトウェアでサポートする機能と技術を使用して、デザインを使用するために管理、承認されたコンポーネントや回路図シートのレビジョンを使用して、デザインを自由に無駄無くコントロールして設計できます。その後、デザインをリリースする準備ができたら、合理化、自動化された方法(ボタンに触れて高品質なデータ出力を生成)で設計分野から製造分野へデータを渡すことができます! 更に... |
Board Implementation
Ansoft HFSS™ へエクスポートRF やマルチギガビットのデジタル PCB 設計用に、PCB ドキュメントを PCB エディタから直接、Ansoft Neutral フォーマットへエクスポートできます。そして、直接、Ansys' ANSOFT HFSS™ 3D Full-wave Electromagnetic Field Simulation ソフトウェアへインポートして使用できます。Ansoft は Altium と提携し PCB 設計間で高品質に運用できる電磁界解析を行えます。 | SiSoft Quantum-SI™ へエクスポートAltium Designer のPCBエディタでは、レイヤスタックやビア、パッドの詳細を含む PCB デザインを、シグナルインテグリティ解析ソフトウェアツールである SiSoft の Quantum-SI ファミリーで使用するための CSV ファイルへ保存することをサポートします。SiSoft は、Altiumと提携しAltium Designer ユーザのために Quantum-SI のインポートフォーマットを利用できます。 |
PCB 3D ビデオAltium Designer 10 では、役に立つボードの資料を提供するために PCB 3D ビデオ の資料を生成する機能があります。PCB 3D ビデオ の内容は、キーフレームと呼ばれるボード(3D内の)のスナップショットの連続したセットです。各連続したキーフレームごとに、以前のキーフレームの全ての設定に関してズームレベル、パン、角度を調整できます。出力のために連続したフレームは、ビデオ出力コンテナ(Output Job ファイルから出力を生成できるコンテナ)を使用して動画フォーマットでエクスポートされます。そして、PCB 3D ビデオ を生成するために AD10 へ追加されます。その結果は、連続したキーフレームを挿入する一連のフレームです。 | 統一したカーソル-スナップ システムAltium Designer の PCB エディタには、既に、PCB ドキュメント上のデザインオブジェクトを効果的に配置するためのグリッドシステム(表示グリッド、スナップグリッド、コンポーネントグリッド、エレクトリカルグリッド)があります。Altium Designer 10 ではこのシステムが見直され、次のレベルとして 統一したカーソル-スナップ システム の機能となりました。このシステムは、カーソルが希望の座標にスナップする方法をまとめて実行する 3 つの異なるサブ-システムから成ります。: ユーザーが定義できるグリッド、四角形と放射状が可能です; スナップガイド、オブジェクトの整列のために手動で表示されている基準となるオブジェクトを目安に配置できます; 強化されたオブジェクト スナップ-ポイント, オブジェクトのホットスポットにカーソルを引き込むオブジェクトを配置できます。PCB ワークスペース内のオブジェクトの配置や整列を確実に行うにはスナップを活用することであり、適切と考えるこれらの機能を組み合わせて使用してください。! |
PCB のクラス構造Altium Designer では、回路図からPCBへデザインを移行する時、既にクラス(コンポーネントやネット)の生成機能があります。AD 10 では、次のレベルとして PCB ドキュメントにクラスの階層構造の生成を定義する機能が追加されました。これは、シートレベル、そのシートから生成された親クラスにコンポーネントと/またはネットをグループ化できます。それ自身は、親クラスの子になります(デザインのトップ-レベルシートまで)。親クラス(または、'スーパークラス')を生成したトップレベル (class structure の階層の最上部) のソースです。これらの生成された各親クラスは ストラクチャクラスと呼ばれます。ストラクチャクラスは、ナビゲーション機能として PCB 領域内で回路図ドキュメントの階層を利用するだけでなく、例えば、デザインルールをスコープ、またはフィルター表示する時に論理的なクエリとしても使用できます。
| 共同の PCB 設計複数の設計者は、同時に同じボードで作業でき、一緒にそれらの結果を導ける共同のPCBデザインの考え方を望みます。AD 10 では、PCB デザインプロセスに共同作業を導きます。新しい Collaborate, Compare and Mergeパネルを通して、共同作業者と比較してボードの状態について知ることができます。相違を表示するには、パネルのコマンドをクリックし、誰の画面がボード上で何をしたか確認できる Difference Map を使用します。確認したい領域をズームするには Map でクリックし、変更を保持するか、または他の設計者によってなされた変更をボードに反映するには、ワークスペースの右クリックコマンドを使用します。他の設計者から多くの配線情報を導くためにそれにスナップして、ボードのバージョンと衝突しない変更を自動で統合する Auto コマンドもあります。更新を保存し、リポジトリに戻ってコミットできます。各設計者は作業領域も定義できます(全員が作業できる場所や作業すべきでない場所を知ることができます。)。
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Atmel タッチコントロールのサポート最新の電子装置の中から、ボタン、スライダー、ホイールのようなタッチコントロールを備えたユーザーインタフェースを見つけるでしょう。エレクロニクス製品のこのようなコントロールを使用(Atmel® QTouch® や QMatrix® センサーコントローラの領域で使用)するために、Altium Designer 10 では PCB 上の planar capacitive センサーパターンをサポートします。
| 強化された Polygon Pour ManagerPolygon Pour Managerダイアログは、Altium Designer 10 でボードの全てのポリゴンを管理する追加機能として生産性の強化に利用できます。新しいポリゴンの作成のような追加機能(関連したプロパティ ダイアログへのアクセスや、ポリゴンの削除)は、1つの場所から利用できます。
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強化されたフットプリントの比較と更新共同設計できるツールに必要なものは、設計者がグラフィカルに作業を比較し、いつでも変更をマージできる機能です。しかし、ライブラリを作成する担当者との共同についてはどうでしょうか? 以前の Altium Designer では新しいバージョンの部品で PCB を更新する機能がありましたが、最新の Altium Designer では、更新や変更をコントロールするプロセスで PCB 設計者を手助けする視覚的な比較ツールが含まれています。
| ビアスティッチングビアスティッチングは、低インピーダンスで異なるレイヤにある広い銅箔領域同士を効果的に接続するために使用する手法です。RF デザインのスティッチングでは、ビアの壁を作成するためにガードリングと組み合わせて使用します(電磁気を考慮した PCB を作成できます)。また、ビアスティッチングは、孤立するかもしれない銅箔領域を接続するために使用できます。(更新 10.972.23595 で追加) |
Plus... |
Soft Design
USB 2.0 Streaming 動画のサポートUSB の普及は否定できません。また、USB はエンベデッドアプリケーションを開発しない良い理由が無いのと同様に役に立ちます。Altium Designer 10 では USB 2.0 Streaming Media クラスデバイスをサポートします。様々な容易な USB 接続のために開発された Software Platform スタックを含みます。そして、サンプルデザインは USB 動画(やその他)のアプリケーションを準備し、素早く実行できる手助けとなります。 | FPGA デバッグ - ペリフェラルレジスタ表示Altium Designer 10 では、エンベデッドデザインの開発段階でペリフェラルコンポーネントの内部レジスタと相互に作用する新しい画面(ペリフェラルパネル)が導入されました。プロセッサが停止している時、デバッグセッション中にアクセスできます。そして、ペリフェラルの状態を表示する画面として、"おおいの下" にあるパネルにアクセスできます。 |
プロセッサに付属した SPI フラッシュメモリへのアクセスAltium Designer では、既にデザインのプロセッサに付属したパラレルフラッシュメモリへ書き込む機能をサポートします。AD 10 で、SPI フラッシュメモリデバイスのプログラミングも可能にするため、この特定の機能は拡張されました。これは、ブートストラッピング機能付きのハードウェアシステムに権限を与えることができます。このような機能は、Altium Designer の統一環境を通して、合理化して直感的に実行できます。 | 実行中のアプリケーションへデバッガを追加現在、エンベデッドアプリケーションのデバッグは、デバッグセッションに入る時プロセッサを停止する必要があります。アプリケーションは実行を停止し、再度、コードの '最初から開始' する必要があります。デバッグセッションに入ってアプリケーションを実行したままにするのは、理想ではないですか?ターゲット FPGA デザインのプロセッサ内で、コード実行の現在のポイントで効果的にデバッグ状態に入ることができますか?Altium Designer 10 では、実行しているアプリケーションへデバッガを '追加' する機能によりそれをすることができます。
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仮想測定器のためのスクリプトのアクセスAltium Designer では、既に NanoBoard Interface 測定器を使用して Digital I/O モジュール (DIGITAL_IO) や Memory 測定器 (MEMORY_INSTRUMENT) をコントロールする機能をサポートします。これは、'コントロールされた測定器' にアクセスする時、NanoBoard Interface 測定器に接続されたスクリプト内で形式、または手順を設定できる、コントロールされた測定器(接続した FPGA スクリプト機能の部分)の考えです。AD 10 では、スクリプトへアクセスする測定器の領域を拡張し NanoBoard Interface 測定器を通してコントロールできます。
| Static コード解析 – CERT C Secure コードチェックC コードの信頼できる記述の品質のために、Altium Designer 10 では、CERT C Programming Language Secure Coding Standardによって供給されたルールや/または推奨するテスト、コンパイル後に static コード解析を実行する機能があります。この基準によって実行されたコーディングチェックは、より少ないプログラミングエラーの C ソースコードを提供してソフトウェアを開発している時の強みとなります。その結果、高品質のコードになり、市場のエレクトロニクス製品に展開された際、より安定した強固なものとなります。
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改善されたマルチスレッド アプリケーション デバッギングAltium Designer 10 では、マルチスレッド アプリケーションを合理的にデバッグできる POSIX マルチスレッドをサポートします。スレッドに意味のある名称を与える機能があります。新しい Threads パネル(以前の RTOS パネルの後継)では、マルチスレッド アプリケーションの各スレッドのために統計的な情報を表示できます。また、Call Stack パネルでは、プロセッサが停止した時はいつでもマルチスレッド アプリケーションの各スレッドの状態を表示できるよう機能強化しました。 | 2G/3G モバイル インターネットをサポートAltium Designer 10 では、2G や 3G(SIMCom SIM548C や SIM5218A 通信モジュール)で利用できる Altium の次の GSM-GPRS-GPS ペリフェラルボードを準備し、Software Platform を通して追加した 2G や 3G モバイル インターネットをサポートしました。カスタムハードウェアを設計、構築しないで容易に、web や/または モバイル キャリア ネットワークに接続するワイヤレス アプリケーションを開発できます! カスタム量が少ないアプリケーションのためのモバイルの解決策は、高価で保証するのが難しいです。これは、より高性能なデバイスを使用して移動する領域で、素早く合理化してそれらのデバイスを開発し、アプリケーションを実行できる Software Platform へ追加します。 |
Aldec HDL OEM シミュレーションエンジンAD 10 で 新しいレベルへ Altium Designer の HDL シミュレーション機能を導入するために、Altium は Aldec と組みました。Aldec の VHDL や Verilog シミュレーションエンジンは、OEM テクノロジーのように Altium Designer に統合されます。VHDL ベースのシミュレーションのみに制限された状況で、VHDL または Verilog のどちらかを使用するオプションがあります。
| USB 2.0 WiFi アダプタのサポートAltium Designer 10 では、修正された OpenBSD ドライバ フレームワークに基づいた Software Platform を通して追加された USB 2.0 WiFi アダプタをサポートします。現在のドライバは、OpenBSD Ralink チップセット ドライバ
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高容量 SD カードのサポート現在、Altium Designer では、SPI ベースのインターフェースについて標準の SD カードとの通信のために SD カードコントローラがあります。AD 10 では、Wishbone SDHC コントローラ (WB_SDHC) により高容量 SD カードとの通信をサポートします。このペリフェラルは、ホストプロセッサが効率的にSecure Digital (SD)、または Secure Digital High-Capacity (SDHC) ストレージデバイス(デザインをターゲットにする物理的な FPGA デバイスの外にある )と通信できるインターフェースになります。通信は、シングルビット コマンドバスを使用して実行されたコントロール付きの 4 ビット以上のパラレルデータバスです。 | 追加された FPGA-Specific タイミング制約Altium Designer では、FPGA の特定のタイミング制約が 3 つ追加されました: FPGA_DELAY_MAX, FPGA_DELAY_MAX_FROM, FPGA_DELAY_MAX_TO。 |
更に... |
System-Level
インストールと Content 管理システムAltium Designer では、素早く、効果的なインストールと Content 管理システム(初期インストールプロセスを迅速に行うだけでなく、インストール後、いつでもソフトウェアへ利用できる機能を入手できるシステム)が導入されています。
| Altium Designer の Preference を管理preference 設定を管理する機能は、ロードする設定を選択でき Altium Designer 10で重要な向上となります。AD10 では、より多くのコントロール機能と共に、インストールしたソフトウェアの以前の build から preference をインポートする機能を導入しています。最初に、新しい Altium Designer 10 をインストール後、起動時に以前にインストールしたバージョンの preferences 設定をインポートするかを確認します。(最後に開いたワークスペースやパネル位置等、以前のバージョンで作成した同じ画面設定も保持!) |
クラウド PreferenceAltium Designer 10 では、クラウドを通して設定をアクセスできる機能を導入しています。設計中どこでも(自宅、会社、または別の場所で)、クラウド preference を使用して好きな環境で作業できます。preferences ダイアログで設定を修正した場合(パネルのレイアウトを変更、またはコマンドのために新しいカスタムショートカットを作成)、新しい設定は保存され次にサインインする時、利用できます。 更に... | ビデオ出力コンテナAltium Designer 10 では PCB 3D ビデオ 出力について、新しい ビデオ出力コンテナ 機能が追加されました。PCB 3D ビデオ 出力の生成で使用するコンテナの設定は簡単です。必要なことは、生成するビデオ、フォーマット、エクスポート設定のためにファイル名を指定することです。PCB 3D ビデオ の連続したキーフレームは、高品質の動画を作成するために継ぎ目なく挿入されます。 |
In the Altium Labs...
Altium Labs の機能のためのドキュメントは、今後、追加、更新する予定です。 |
Embedded GUI のための Visual Designer | Mentor Expedition インポーターMentor Expedition の PCB、または PCB ライブラリを Altium Designer へインポート。 |
3D Body オブジェクトを Generic STEP モデルへ変換作成しているコンポーネントモデルの 3D Body オブジェクトを傾ける、または回転する必要がありますか? それを STEP モデルに変換することで可能です。 |
更に... |
参照