インストールと Content 管理
Contents
どんなソフトウェア アプリケーションのインストールも容易である必要があります。何故なら、インストール進捗バーが進行している間、待ちたくないかもしれません! また、ソフトウェアをインストールした時、必要であれば更新したいかもしれません。何故なら、ゼロから再度、インストールしたくないと思います。
Atium Designer は素早く効果的にインストールと Content 管理システムを実行できます。システムは初期インストールを迅速に行うだけでなく、インストール後にどんな時でもソフトウェアで利用できる機能を追加できます。
初期インストール
Main article: A Walk Through...Installing Altium Designer with the Altium Platform Installer
Altium Designer の初期インストールは、Altium Platform Installer を使用して実行します。このウィザードベースのインストーラは、小容量(10MB 以下)の実行ファイル – AltiumInstaller.exe
でアクセスします。この実行ファイルは、AltiumLive コミュニティサイトの Software ページからダウンロードしハードディスクに保存します。
インストールには、インストールウィザードの様々なページを定義し、インストールする内容や場所をコントロールできる 3 つの鍵となる要素があります:
- Platform Revision – Altium のクラウドベースのプラットフォーム リポジトリへ接続。インストールできる Altium Designer のプラットフォーム レビジョンのリストが表示されます。必要に応じて、Altium Designer のベースプラットフォームを選択します。
- Design Functionality – 最初にどの機能をインストールするか指定できます。そのため、PCB Design、または Soft Design のみ、またはそれらの両方をインストールするかどうか、希望の設定を選択できます。これにより、初期インストールの時間が変わってきます!
- Install Location – Program Files や Shared Documents のインストール場所に関するインストールの保存先フォルダを指定できます。これらの場所は、installing multiple different platform revisions of Altium Designer する時に特に重要です。
インストール自体、合理化されています。その理由は、初めに選択した機能とソフトウェアのベースとなるインストールのみ行うためです。これにより、できるだけ素早くインストールし利用できます。インストールしたら、Altium Designer 内から目的の機能を利用できます。
インストール管理
Main articles: A Walk Through...Post-Installation Management of your Altium Designer Solution
インストール後の管理は、Altium Designer の Home ページにある Plugins & Updates 画面内から実行します。Home ページのAdmin 画面から、または DXP » Plugins and Updates コマンドを使用して直接、アクセスします。この画面には、Altium Designer プラットフォームのどのバージョンをインストールするか、いくつのプラグインをインストールするか、最新のプラットフォームのレビジョンを含む更新があるかどうか、インストールについての情報が表示されます。
Plugin と言う用語は、簡潔でシステムの鍵となる概念です。プラグイン自体は、単にインストールするためのファイルや/またはフォルダです。プラグインのコアは、System Plugins と呼ばれる初期インストールの一部として透過的にインストールされます。また、Optional Plugins (必要に応じてユーザがインストール、削除できる機能を持つクラウドソースのパケット) を利用できます。それは、デザインの必要性に従ってインストールできるプラグインの概念です。
インストールのカスタマイズは、基本的に利用できるプラグインの管理になります。必要な時に、利用できるプラグインをインストール、更新、または削除します。
サブスクリプションベースの Content システム
初期インストール後、Altium Designer の機能をカスタマイズする機能は、将来的にどんな時でもプラグインを追加する方法で機能を追加できます。例えば、新しいインポーターを利用、または新しい FPGA ファミリーデバイスをサポート、またはできるだけすぐに市場のコンポーネントを使用するために新しい Supplier を追加できます。公式のサービスパックや、メジャーバージョンにある機能を待ちません。Altium は、クラウドベースの content stream を提供します。これにより、都合の良い時期に新しいプラグインの機能を利用頂けます。Altium Designer では、リクエストした機能や生産性の向上などの新しいプラグイン content を利用してインストールできます!
どのようにすればこの新しい content を利用できますか? どのようにいつ最新のプラグインを利用したか確認しますか? この答えは、Altium Subscription です。
Altium Subscription の良い例は、列車の旅行です。Subscription は、あなたを列車の車中へ導き、あなたは乗客となります。列車は進み、途中で新しい目的の駅に寄ります。各駅で、新しい目的地のみやげ(プラグイン)を車中で得る機会があります。もし、列車に宿泊する(続けて申し込む)場合、更に新しい目的地を訪れ楽しむことができるでしょう。もし、subscription を中止する場合、ここまで集めたみやげ(プラグイン)は持っていますが、列車から降りる時、新しい目的地を見たりみやげを得ることはできません。もちろん、いつでも後から再申し込みすることはできますが、申し込みを継続することでリリースされるとすぐに最新の content を利用できます!
サンプルデザインとライブラリはどこにありますか?
サンプルデザインを使用してソフトウェアの操作方法を理解することができます。このようなサンプルデザインにより、機能をより明確に学習することができます。同様に、以前に開発したライブラリ('箱から出して' すぐ使用できるコンポーネント)を使用する場合があります。
サンプルデザインは、デフォルトで Examples プラグイン(core system プラグインの System Components カテゴリ)からインストールされます。ソフトウェアの通常のデフォルトインストールでは、これらは \Users\Public\Documents\Altium\AD13\Examples
フォルダに保存されます。それ以外のサンプルデザインやデザインコンポーネントは AltiumLive Content Store から利用できます:
- デザインの領域としては、PCB デザインとソフトデザイン、Altium から利用できるハードウェアに関連するデザイン(NanoBoard、ドータボード、ペリフェラルボードを含む)があります。これらは、Content Store の Reference Designs の項目からダウンロードできます。また、Store の NanoBoard Example Designs の項目には、Altium の NanoBoard を使用するための幅広い様々なサンプルプロジェクトがあります。
- コンポーネントは Altium Vault(vault ベースのコンポーネント)にあり、Altium Designer の Vaults パネル経由で設計中に利用できます。Vault ベースのコンポーネントは、別の統合レベル(全てのモデルだけでなく、最新のサプライチェーン情報も含む)を提供します。実際、設計やサプライチェーンの世界では、Unified Components となるコンポーネントを利用します。全てのデバイスファミリーの説明を含む、最新のコンポーネント情報を利用できます。Content Store のUnified Components の項目を確認してください。vault ベースのコンポーネントを利用するのと同様に、コンポーネントファミリーごとの最新の統合ライブラリもダウンロードできます。コンポーネントファミリーを見ている時に左のリンクを確認してください。
複数の異なるプラットフォームレビジョンの Altium Designer をインストール
Installation Management System により、異なるプラットフォームレビジョンの Altium Designer を同じコンピュータにインストールできます。異なるプラットフォームレビジョンをインストールできる利点は、以前のレビジョンを直接、そして独立して素早く利用できるにも関わらず、初期のレビジョンを最新のレビジョンに置き換えてプラットフォームレビジョンをアップグレードできると言うことです。
インストールフォルダ
複数のプラットフォームレビジョンをインストールする場合、2 つの重要な要素があります:
- Program Files と Shared Documents の両方のインストールする場所に関して、初期インストール中に異なる保存先のフォルダを指定する機能。
- 独立したプラットフォームレビジョンごとにインストールするために Globally Unique Identifier (GUID) を使用。この識別子は、標準の 128 ビット URN モデルを使用し 32 文字の 16 進数として表示されます。そして、レジストリの入力や application data フォルダを独自に識別するために使用します。Altium Designer の個々のプラットフォームレビジョンを実行する時、システムは、それらのファイルとそのプラットフォームレビジョンへのレジストリ入力のみにこの識別子を使用します。
以下の項目では、使用したオペレーティングシステムに従って Altium Designer のデフォルト インストールフォルダの概要を説明します。
Windows 7 (または、Windows Vista)
- Altium Designer のデフォルトの主要なインストールパス:
\Program Files (x86)\Altium\AD13
- サンプル、ライブラリ、テンプレートは、デフォルトで以下のディレクトリに保存されます:
\Users\Public\Documents\Altium\AD13
- 特定のプラットフォームレビジョンのシステム application data (Mesh, Portal Cache, Updates) と security ファイル(ライセンス ALF)は、以下の 2 つのディレクトリに保存されます:
\ProgramData\Altium\AD <GUID>
\ProgramData\Altium\AD <GUID>_Security
2 つのプラットフォームレビジョンの例として、パスは以下のようになります(GUID の例を挿入):
\ProgramData\Altium\AD {7DF7280E-CD03-40A9-A6A4-DDD057140F70}
\ProgramData\Altium\AD {7DF7280E-CD03-40A9-A6A4-DDD057140F70}_Security
\ProgramData\Altium\AD {566C1AFA-49CA-4B17-B7CB-70A2042D8DAC}
\ProgramData\Altium\AD {566C1AFA-49CA-4B17-B7CB-70A2042D8DAC}_Security
- 特定のプラットフォームレビジョンのユーザ application data ファイル (
DXP.rcs
,UserTools.tlt
,AdvPCB.dft
,AdvSch.dft
, 最後のワークスペース, PCB 表示設定を含む) は以下のディレクトリに保存されます:
\Users\<ProfileName>\AppData\Roaming\Altium\AD <GUID>
user profile が Des Igner
の
2 つのプラットフォームレビジョンの例として、パスは以下のようになります:
\Users\Des Igner\AppData\Roaming\Altium\AD {7DF7280E-CD03-40A9-A6A4-DDD057140F70}
\Users\Des Igner\AppData\Roaming\Altium\AD {566C1AFA-49CA-4B17-B7CB-70A2042D8DAC}
- 特定のプラットフォームレビジョンのユーザ ローカル application data は、以下のディレクトリに保存されます:
\Users\<ProfileName>\AppData\Local\Altium\AD <GUID>
user profile が Des Igner
の
2 つのプラットフォームレビジョンの例として、パスは以下のようになります:
\Users\Des Igner\AppData\Local\Altium\AD {7DF7280E-CD03-40A9-A6A4-DDD057140F70}
\Users\Des Igner\AppData\Local\Altium\AD {566C1AFA-49CA-4B17-B7CB-70A2042D8DAC}
Windows XP
- Altium Designer のデフォルトの主要なインストールパス:
\Program Files\Altium\AD13
- サンプル、ライブラリ、テンプレートは、デフォルトで以下のディレクトリに保存されます:
\Documents and Settings\All Users\Documents\Altium\AD13
- 特定のプラットフォームレビジョンのシステム application data (Mesh, Portal Cache, Updates) と security ファイル(ライセンス ALF)は、以下の 2 つのディレクトリに保存されます:
\Documents and Settings\All Users\Application Data\Altium\AD <GUID>
\Documents and Settings\All Users\Application Data\Altium\AD <GUID>_Security
2 つのプラットフォームレビジョンの例として、パスは以下のようになります(GUID の例を挿入):
\Documents and Settings\All Users\Application Data\Altium\AD {7DF7280E-CD03-40A9-A6A4-DDD057140F70}
\Documents and Settings\All Users\Application Data\Altium\AD {7DF7280E-CD03-40A9-A6A4-DDD057140F70}_Security
\Documents and Settings\All Users\Application Data\Altium\AD {566C1AFA-49CA-4B17-B7CB-70A2042D8DAC}
\Documents and Settings\All Users\Application Data\Altium\AD {566C1AFA-49CA-4B17-B7CB-70A2042D8DAC}_Security
- 特定のプラットフォームレビジョンのユーザ application data ファイル (
DXP.rcs
,UserTools.tlt
,AdvPCB.dft
,AdvSch.dft
, 最後のワークスペース, PCB 表示設定を含む) は以下のディレクトリに保存されます:
\Documents and Settings\<ProfileName>\Application Data\Altium\AD <GUID>
user profile が Des Igner
の
2 つのプラットフォームレビジョンの例として、パスは以下のようになります:
\Documents and Settings\Des Igner\Application Data\Altium\AD {7DF7280E-CD03-40A9-A6A4-DDD057140F70}
\Documents and Settings\Des Igner\Application Data\Altium\AD {566C1AFA-49CA-4B17-B7CB-70A2042D8DAC}
- 特定のプラットフォームレビジョンのユーザ ローカル application data は、以下のディレクトリに保存されます:
\Documents and Settings\<ProfileName>\Local Settings\Application Data\Altium\AD <GUID>
user profile が Des Igner
の
2 つのプラットフォームレビジョンの例として、パスは以下のようになります:
\Documents and Settings\Des Igner\Local Settings\Application Data\Altium\AD {7DF7280E-CD03-40A9-A6A4-DDD057140F70}
\Documents and Settings\Des Igner\Local Settings\Application Data\Altium\AD {566C1AFA-49CA-4B17-B7CB-70A2042D8DAC}
正しいフォルダの識別
主要なプログラムのインストールや共有ドキュメントのフォルダ名を決めることができます。これは、複数の異なるプラットフォームレビジョンをインストールする PC で役立ちます。もし、これができない場合、それらは GUID で区別するしかありません。正しいプラットフォームレビジョンのフォルダを見つけるのが困難になります。しかし、Altium Uninstaller (Uninstalling をご覧ください) を使用して、特定のプラットフォームレビジョンのインストールに使用した GUID を素早く識別できます。これにより、Windows エクスプローラで正しいフォルダを見つけることができます。
以前の Build レビジョン、またはメジャーバージョンからプリファレンスをインポート
Main article: Managing Altium Designer Preferences
Altium Designer の新しいプラットフォームレビジョンをインストールした後、設計者は以前にインストールしたバージョンのプリファレンスを起動時にインポートできます。プリファレンスをインポートするだけでなく、ユーザ設定(以前のレビジョンで最後に開いたワークスペースやパネル位置等の画面表示)もコピーされます!
初期起動時にプリファレンスをインポートするオプションを実行しなくても心配ありません(プリファレンスは、Preferences ダイアログ内からいつでも素早くインポートできます)。ダイアログの下部にある ボタンをクリックするだけです。メニューには、そのコンピュータにインストールされている以前のプラットフォームレビジョン/バージョンがリスト表示されます。そして、そこからインポートできます。
アンインストール
Altium Designer のアンインストールは、Altium Uninstaller を使用して実行します。これは、ダイアログベースのユーティリティで、小さな実行ファイル AltiumUninstaller.exe
から実行します。この実行ファイルは AltiumLive コミュニティサイトの Software ページからダウンロードし、AltiumInstaller.exe
と同じ場所に保存されます。
ダイアログは 2 つのページから成ります(上部のリンクを使用して、ページが切り換わります)。最初のページ Altium Designer Installation には、その PC にインストールされている全ての Altium Designer (AD10 やそれ以降)がリスト表示されます。バージョン、インストールできるかできないか、主要なインストール場所(DXP.exe
ファイルが保存されている場所)が上部に表示されます。
下部にあるインストールの詳細情報を表示するには項目を選択します。以下のような 'アンインストール' の度合いをコントロールする 3 つのボタンがあります:
- Uninstall – インストールフォルダ (program files や 共有ドキュメントの場所) を削除しますが、プリファレンスベースのフォルダは残ります。これにより、その他の、または後からインストールしたプラットフォームレビジョンへプリファレンスをインポートして再利用できます。
- Remove Preferences – システム application data や security ファイル、ユーザ application data ファイルやユーザローカル application data を含むプリファレンスベースのフォルダを削除します。
- Remove Completely – 全てのインストール(インストールフォルダとプリファレンスフォルダ)を削除します。
Global Information ページには、システムで使用したインストールドライバが表示されます。これは、必要に応じてアンインストールできます。下部には、デフォルトインストールのダウンロードキャッシュ(Altium Download Manager を通してダウンロードしたデータ)をクリーン(または、フラッシュ)にする機能があります。クリーンにするデータのタイプ(ディスク上のデータサイズが表示されます)を選択し、Clean ボタンをクリックします:
- Repository Builds Cache –
\ProgramData\Altium\Altium Repository
(Windows 7)、または\Documents and Settings\All Users\Application Data\Altium\Altium Repository
(Windows XP) に保存されています。 - Release and Plug in Data –
\ProgramData\Altium\PluginContentCache
(Windows 7)、または\Documents and Settings\All Users\Application Data\Altium\PluginContentCache
(Windows XP) に保存されています。
- Installer And Download Manager Data –
\ProgramData\Altium\AltiumDownloadManager
(Windows 7)、または\Documents and Settings\All Users\Application Data\Altium\AltiumDownloadManager
(Windows XP) に保存されています。