Altium Infrastructure サーバ
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複数のワークステーションで、多くのソフトウェアをインストールする電子機器会社では、企業レベルでそれらのインストール、設定、ライセンス認証を管理する必要があります。会社の設計ソフトウェアを集中化して管理できるように、Altium は、Altium Infrastructure Server (AIS) (無償で、Altium の Server Foundation プラットフォーム上に構築されたサーバベースの Altium ソフトウェア管理ソリューション)を開発しました。
ローカルの会社のネットワーク上にインストールした時、新しいサーバでは、ソフトウェアのユーザや役割(ユーザグループ)の管理を含む、オフラインインストール、ライセンス認証、Altium ソフトウェアの更新を集中化してコントロールできます。
Infrastructure サーバによる Altium テクノロジーサービスには、以下が含まれています:
- ユーザプロフィール管理とユーザ役割の割り当て。
- クライアント接続サービス – セッション管理、LDAP 同期。
- プライベートライセンス サービス – ソフトウェアライセンスの入手、割り当て、追跡。
- ネットワークインストール サービス – ソフトウェアインストール パッケージの入手、バンドリング、インストール。
Altium Infrastructure サーバ (AIS) は、Altiumから無償でインストールファイルをダウンロードできます。そして、Operating System (OS) が Windows 7(または、それ以降)の PC で利用できます。basic バージョンの Windows OS (Core, Home, Starter, Base) のシステム、または従来の OS が Windows XP の PC ではインストールできないことに注意してください。
ウィザードの設定ダイアログで、インストール場所や web サーバがアクセスするポートを確認、または編集。
サーバの設定と構成が確立されると、インストールを続行できます。ウィザードの最後のダイアログでは、標準(http
)とセキュア(https
)アクセスの両方に関する、ローカル PC のサーバ web アドレスが表示されます。
Infrastructure サーバの機能を有効にして、ネットワークで接続できるようにするには、ライセンスが必要です。ライセンスファイル(*.alf
)は、ダウンロードした zip ファイル内にあります。そして、ブラウザインターフェース(上図のように、インストールウィザードの完了ページにある web アドレス(ホスト PC の名称に基づいた)を介してアクセスします)を介してサーバでそれらを登録して、有効になります。
サインインする時、Home ページの上部に、サーバのライセンスが無いことを示すメッセージが表示されます。Add License リンクを選択して、Infrastructure サーバの License Manager ページを開きます。それから、ライセンスのタイプ( ボタンのドロップダウンメニューから、そのソース)を選択します。そのオプションは、以下です:
- From file – ローカル PC のハードディスク上のライセンスファイルを選択します。これは、Infrastructure サーバのライセンスを指定する通常の方法です。
- From cloud – AltiumLive ライセンスサーバ ポータルへ接続して、お客様の会社で利用できるライセンスを表示し、指定します。
サーバライセンスファイルの適用
From file オプションを選択して、Infrastructure サーバのライセンスファイル(例えば、ダウンロードしたインストール zip ファイルに含まれている)をインポートします。ライセンスファイル (*.alf
) を指定し、サーバへアップロードします。サーバには、2 つのライセンスタイプが必要です:
- Server License – Infrastructure サーバの機能やサービスを有効にします。
- Client Access License (CAL) – 会社内のソフトウェアユーザが、ネットワーク上の Infrastructure サーバヘアクセスできます。
インポートしたライセンスは、Infrastructure サーバの License Manager ページに表示され、登録されます。サーバの機能を有効にするために、サインアウトしてから再度、サインインします。
– AIS インターフェースと、その機能の概要については、Browser-based Access & Management をご覧ください。
クラウドからソフトウェアライセンスを入手
Altium Infrastructure サーバには、Altium の Private License Service (PLS)(ライセンス ‘シート’ を入手し、会社のユーザ、またはユーザのグループ(役割)へ設定、割り当てるために使用します)が含まれています。これにより、ライセンスのリースモード、ローミング、ライセンス使用状況の記録、ユーザ (LDAP) の同期、ライブの通知等をコントロールできます。
ネットワーク上のワークステーションに対して Altium のソフトウェアライセンスを管理、配布するための最初のステップは、AltiumLive ポータルを介して Altium のクラウドベースのライセンスサーバからライセンスを入手することです。これは、サーバの License Manager ページから( ボタンメニューの From Cloud オプションから)実行します。
クラウドからライセンスを入手するには、有効な AltiumLive ユーザアカウントが必要です。AltiumLive ライセンスサーバへ最初に接続するには、AltiumLive Sign In ダイアログでアカウントクレデンシャルを入力し、サインインします。ここでは、Infrastructure サーバは、インターネットへアクセスしていると仮定します。
サーバで必要なライセンスの Selection ボックスにチェックを入れます。 ボタンで Add Licenses ダイアログを閉じて、指定したライセンスをダウンロードします。ライセンスが表示され、Infrastructure サーバの License Manager ページで利用できます。
取得したライセンスは、デフォルトで All Users
へ割り当てられることに注意してください。そのため、Infrastructure サーバのユーザアカウントへ接続する、どの Altium ソフトウェア ワークステーションでもアクセスできます。このデフォルトを無効にする方法については、Private License Service オプションをご覧ください。
ユーザと役割
Altium Infrastructure サーバ (AIS) の機能、特定のネットワーク PC 上にある Altium ソフトウェア製品のライセンスや更新は、割り当てた ユーザ クレデンシャルと/または、ユーザ 役割 で制約されます。サーバは、マシンのハードウェアに直接ではなく、ソフトウェア権限に基づいて、リモートで PC に接続します。これにより、一致する AIS ユーザアカウントに基づいて、接続した PC で利用できる AIS リソース(ソフトウェアやライセンス)をコントロールできます。
ユーザ名の詳細やサインイン クレデンシャルは、サーバのブラウザインターフェースの User Management ページ(Users タブ下)に表示、定義されます。User Management ページで表示される User entry は、様々で、以下のように自動、または手動で作成されます:
- AIS system users: 社内で生成したユーザプロフィール(例えば、ネットワークへ自動でアクセスできる AIS で使用した System ユーザ)。
- AIS access users: 手動で作成したユーザアカウント(プロフィール)(AIS へサインインして、特定のユーザのサーバへ直接、アクセスできる admin が追加した – 通常、admin権限が必要)。
- AIS auto-generated users: 自動で作成されるユーザプロフィール(Altium Designer のようなリモートソフトウェアからの接続に応じて、ライセンスサービス(PLS)で追加した)。通常、これらは、Roles(作成した Role のメンバー)へ追加される User entry で、その Role へ割り当てられるライセンスのアクセスを制限します。
– AIS ユーザアカウントで作業するための詳細な情報については、Managing Users(や、そのサブページ)をご覧ください。
ユーザの追加
ユーザプロフィールは、User Management ページで ボタンを介して(Add User ダイアログが表示されます)手動で追加できます。
- Authentication: デフォルトの Built In オプションは、サーバ自体の Identity Service (IDS) を使用して、ユーザ接続を識別します。しかし、Windows method は、ネットワーク PC が Windows Domain の一部で、Windows Domain Authentication を使用する時、適用されます。ユーザの Windows Domain ログイン名(会社のネットワーク管理者が提供した)と同じユーザ名を入力します。
- New Roles: 新しいユーザは、既存の役割へ追加できます(例えば、
Administrator
がこの欄で Role 名を入力して)。その欄は、入力した最初の文字と同じ既存の Role を検索します。デフォルトで、ユーザは、Role グループに含まれません。ユーザ役割を作成する情報については、以下をご覧ください。
自動で生成されるユーザプロフィール
Altium ソフトウェア(例えば、Altium Designer)から、ソフトウェア内部の PLS 接続機能で接続した時、自動で生成されるユーザプロフィールは、AIS ライセンスサービスによって作成されます。Altium Deisgner では、この機能は、手動で Private License Server Setup ダイアログ(License Management ページ (DXP » My Account) の Setup private license server リンクから開きます)で設定します。AIS サーバ名(実際には、ホスト PC の名称)と、そのポートが必要です。
ワークステーションにより、Infrastructure サーバへの接続が確立されると、AIS は、ワークステーションの Windows ユーザアカウント名と同じ User Name を使用してプロフィールを作成します。作成した AIS ユーザプロフィールには、ワークステーションのユーザアカウント名と同じ First Name の項目と、ワークステーションのコンピュータ名と同じ Second Name の項目があります。
これらのユーザ(全てのワークステーションが、AIS に接続するように生成されます)は、特定の 役割(ユーザのグループ)のメンバーを作成し、Altium ソフトウェア ワークステーションで利用できるライセンスをコントロールできます – 役割の情報については、以下をご覧ください。
通常、ユーザは、役割 へ分類し、サーバ(例えば、利用できるソフトウェアライセンス)で適用した状態を、共通の条件を持つ、特定のユーザの集まり(役割)に設定する場合があります。例えば、技術部は、Altium Designer のライセンスが必要です。ところが、技術管理で必要なのは、Altium Designer Viewer ライセンスのみです – この場合、技術と管理の役割を作成し、適切なユーザを役割へ追加します。
役割は、Infrastructure サーバの Roles ページに表示され、作成、編集できます。 ボタンを選択し、Add Role ダイアログで新しい役割を追加します。または、既存の役割の アイコンをクリックし、Name や割り当てた Members(ユーザ)を編集できます – New Members 欄では、入力した最初の文字を含む既存のユーザ名が検索されます。
ライセンスの管理と割り当て
Altium Infrastructure サーバ (AIS) には、Altium の Private License Service (PLS)(会社のユーザ、またはユーザのグループ(役割)へライセンス 'シート' を取得、設定、割り当てるために使用します)が含まれています。これにより、ライセンスのリースモード、ローミング、ライセンス使用状況の記録、ユーザ (LDAP) の同期、ライブの通知等をコントロールできます。
ライセンスの取得
Altium ソフトウェア製品のその他のライセンスは、上記の Acquire Licenses の項目で説明した通り、サーバの License Management ページから取得します。例えば、オンラインAltium ライセンスサービス(そのポータル経由)へ接続している時、Add Licenses ダイアログのリストには、利用できるライセンスが表示されます。チェックボックスを介して選択して、AISへ追加(ダウンロード)できます。
ライセンスの割り当て
ライセンスを役割へ '割り当てた' 時、その役割のメンバーのユーザのみ、そのライセンスを利用できます。Infrastructure サーバの Licenses リストページ(上図のように)で、ライセンスの アイコンを選択して、その詳細や現在の割り当てを表示できます。
現在、割り当てられている設定を編集するには、License assignments 欄の アイコンを選択します – 取得したライセンスは、Private License Service オプションで設定されている通り、デフォルトで All Users
に設定されることに注意してください。
Edit Assignment ダイアログでは、ライセンスに関する役割の割り当て、Leasing オプション、ローミング設定、ユーザ通知を設定できます。以下の例では、ライセンスは、Engineering
と言う役割に割り当てられています。そして、50 ライセンスの内の 15 ライセンスが自動 leasing に設定されています。ここでは、ローミングと通知は、無効にしています。
ライセンスの割り当てオプションは、以下です:
- Automatic leasing: ワークステーション上の Altium ソフトウェアで、このライセンスを自動で lease(使用)できます。例えば、Altium Designer のライセンスマネージャ (DXP » My Account) で、リストからライセンスを選択して Use をクリックする通常のプロセスが、自動で実行されます。
- Seat availability: 関連する役割で利用できる、ライセンスシートの数(総シート数まで)を指定します。または、All available seats オプションにチェックを入れて、そのライセンスの総シート数(その User Count 属性)を有効にします。
- Roaming: Allow Roaming オプションを選択して、ライセンスを 'ローム' できます(PC がネットワークへ接続されていない時、Altium ソフトウェアを使用できます)。Max roam duration 設定は、指定した期間経過後、ロームしたシートを無効にするために設定します。ローミングの詳細については、On-Demand Licensing をご覧ください。
- Notifications: Notifications は、特定の出来事に応じて、ユーザへ送るメッセージです(割り当てたライセンスシートのほとんどがリースされている時等 – Notify for 90% seat count オプション)。割り当てたライセンスに接続していない(取り消したシート)ユーザへ警告メッセージを送るには、Reject notifications オプションや users role 対象(任意)を選択します。
Altium Infrastructure サーバの プライベートライセンス サービス(Private License Service (PLS))は、ネットワークで管理しているライセンスを、Role の割り当てや、シートの可用性で決めた通りに Altium ソフトウェア ワークステーションへ提供します。AISは、適切なライセンスを、ネットワーク上にある Altium Vault(別の部署にあるオフラインの Vault 等)へ提供できることに注意してください。
多くの場合、AIS の Role(ユーザグループ)に基づいて、ネットワーク上の複数の PC へソフトウェアライセンスが提供されます。要するに、ワークステーションは、登録したユーザプロフィール(Windows アカウント名やコンピュータ名)で識別されます。そして、これらは、ライセンスが割り当てられた役割のメンバーになります。
あるいは、ライセンスを、All Users
(Role のグループではなく)に設定した場合、登録したユーザプロフィールのどのワークステーションでも、そのライセンスを利用できます – Roleは、無視されます。
PLS には、サーバの ADMIN » SETTINGS ページの License Manager の項目で設定するオプションがいくつかあります。
デフォルトで設定されているオプション:
- Cloud license service url – AltiumLive ライセンスサービス(AltiumLive sign in クレデンシャルに基づいてライセンスを取得できます)へアクセスするための正しい web アドレスを AIS で事前に設定。クレデンシャルは、ADMIN » SETTINGS 下の General – Altium Live Credentials ページで追加、または編集できます。
- Automatic user creation – チェックを入れた場合、Altium ソフトウェアが AIS へ接続した時、PLS は、AIS ユーザアカウント(ワークステーションの Windows アカウント名に設定)を自動で生成します。これは、Altium Designer で Setup Private License Server 機能を有効にした時、行われます。それから、生成した AIS ユーザプロフィールは、Altium ソフトウェア ワークステーションにライセンスを配布するために Role で使用されます。このオプションのチェックを外した場合、ユーザアカウントは作成されません。
- Seat return timeout interval – 現在のライセンスリースの期限が切れて、使用できるライセンスシートへ戻される前に、クライアント(接続したワークステーション)のアクティブでない期間を指定します。PLS は、定期的にネットワーク上のクライアントへ質問し、返答を待ちます。そして、指定した時間に返答が無い場合、ライセンスリースを中止します。クライアント ソフトウェアが、通常の方法(Exit、PLS から切断等)でライセンスを切断した時、リースされたライセンスシートは、自動で戻されます。
- Automatically create assignment for All Users group – チェックを入れた場合、新しく取得したライセンスは、
All Users
グループに割り当てられます。ワークステーションのユーザプロフィールが割り当てられている Role グループに関係無く、提供されたライセンスは、AIS へ接続する全てのワークステーションへアクセスできます。ライセンスの割り当ては、上記で説明した 通り、編集する場合があることに注意してください。このオプションのチェックを外した場合、取得したライセンスは、ユーザグループに割り当てられません(そのため、ネットワーク上でアクセスできません)。
Infrastructure サーバの PLS は、サーバへ接続したワークステーション(ユーザプロフィールがある)用に、Role ベースでライセンスを利用できるようにします。ここで示した例では、Bruce
として登録した Altium Designer のワークステーションを、AIS のプライベートライセンスサーバ経由で接続した時、Engineering
Role(Bruce
のメンバー)へ割り当てられる Altium Designer のライセンスは、自動で Altium Designer でリースされます。
この場合、Altium Designer のライセンスは、選択した Automatic leasing モード(上記をご覧ください)で Engineering
の Role に割り当てられたことに注意してください。このオプションが、AIS でのライセンス割り当てで有効でない場合、Altium Designer の License Management ページでは、Available Licenses 下にライセンスがリスト表示されるだけです。ライセンスをリース(使用)するには、ライセンスを選択してから Use リンクをクリックする必要があります。
上記のいずれかの方法でライセンスをリースした時、Infrastructure サーバの Licensing ページでは、1 シートのライセンスが使用中であることが表示されます。Bruce/ENGINEERING-2
のワークステーションが、PLS から切断された、またはユーザが Altium Designer を閉じた場合、ライセンスが解放されます。
– サーバのライセンスマネージャ(PLS)での作業に関する詳細については、Private License Service をご覧ください。
Network Installation サービスの使用
Infrastructure サーバの Network Installation サービス (NIS) では、会社全体で Altium ソフトウェアをインストールするためにオフラインで展開、管理できます。このサービスは、管理者がローカルネットワーク上で自動化したインストールや更新を行えます。また、ソフトウェアの入手可能性、設定、特性を集中化してコントロールできます。
実際には、Infrastructure サーバの管理者は、Altium からソフトウェアの製品ファイルを取得してから、これらをソフトウェアの展開パッケージへ集めるために、NIS 機能を使用します。それから、ローカルに保存したパッケージは、ソフトウェアのインストーラーの実行ファイル (*.msi
) として、または Microsoft の Active Directory Group Policy を使用して、直接のインストールとして、ネットワークのワークステーションへ展開できます。
– サーバの NIS での作業に関する詳細については、Network Installation Service をご覧ください。サーバの Network Installation サービスは、NIS Console (ADMIN » INSTALLATIONS) から利用できます。開いた時、Product & Extensions タブが表示され、そこに会社で利用できる Altium 製品や拡張機能がリスト表示されます。このリストの内容は、Altium Cloud Vault から入手されます。また、AltiumLive クレデンシャル(ユーザ名とパスワード)を、Infrastructure サーバで登録している必要があります – 登録していない場合、ADMIN » SETTINGS を選択し、General – Altium Live Credentials の項目で詳細を入力します。
製品と拡張機能の入手
展開パッケージへ組み込むための製品を入手するには、最初に、リストで製品と目的の拡張機能を指定します。展開したサブリストから製品/拡張機能のバージョンを選択します。または、製品自体(上部のチェックボックス)を指定し、最新バージョンを入手できます。
ソフトウェアを取得(選択した製品や拡張機能を Infrastructure サーバのストレージへダウンロードし、展開パッケージへ組み込むことができます)するには、 ボタンを選択します。あるいは、インストールファイルを、直接、ローカルのハードドライブにダウンロード(zip
ファイルとして)します ()。後日、インストールファイルは、NIS(アップロードした)または、他のサーバの NIS へインポートして、ソフトウェア展開パッケージへ組み込むことができます。
サーバの負荷やインターネットのダウンロード スピードに応じて、ファイルをダウンロードする時間がかかります。Tasks タブ(NIS 操作のリストとログが表示されます – ページをリフレッシュ (F5
)、または状態を更新するためにタブ間を切り換える必要があります)で、取得(ダウンロード)状態を確認できます。
製品と拡張機能を取得した時(ダウンロード State は、終了します
)、Local Vault タブのリストには、Infrastructure サーバで保存したファイルが表示されます。
インストール パッケージの構築
server storage ページで、必要な製品と拡張機能を選択します。それから、 ボタンをクリックし、展開パッケージの生成プロセスを開始します。Deployment Package ダイアログが表示されます。そこで、パッケージ自体を生成する前に設定します。
上記に示す展開パッケージ設定の例で、Deployment Package ダイアログでは、インポーター (Altium PCB) や Draftsman 拡張機能を含む Altium Designer 16.1 のインストーラーを作成する準備ができています。インストールパスは、ハードディスク上の一般的な場所に設定されています。また、Infrastructure サーバの製品ファイルは、User2
の sign in クレデンシャルでアクセスできます。インストールしたら、Altium Designer を自動で設定するために、アップロードした Altium Designer Preferences ファイルも含まれています。
Deployment Package ダイアログのオプションは、以下の通りです:
- Package Name – 展開パッケージと、生成するインストールファイルの名称。
- Description – パッケージの詳細(情報と参考のため)。
- User Name and Password – インストール中、サーバへアクセスして、製品ファイルを取得するために使用する sign in クレデンシャル。
- Show Progress – インストーラーにインストールの進捗状況を表示させることができます。それが、必要無い場合は、選択を解除したままにします。
- Installation path – ソフトウェアをインストールする PC のディレクトリ。
- Documents path – ユーザの PC に作成するドキュメントフォルダのパス。
- Private License Server (任意) – Infrastructure サーバと異なる場合、Private License Server の TCP/IP アドレス。
- License Activation code(s) (任意) – この製品に関するライセンスの activation code。
- Preferences (任意) – このインストールで使用するプリファレンスの設定を指定します。プリファレンスファイル (
*.DXPPref
) は、サーバへアップロードして、またはドロップダウンリストから選択するサーバにあるプリファレンスを使用できます。 - Use latest versions of products – そのインストーラーで、最新バージョンの製品やその拡張機能を強制的に使用します。
- Products – サーバで取得されている製品のリスト。このパッケージでインストールする製品(とバージョン)を有効にします。
- Installation Features – インストールに含める製品機能、または拡張機能リストからサブ機能を指定します。
- Extensions – 指定した製品と互換性がある取得した拡張機能のリスト。このパッケージでインストールする拡張機能、または拡張機能のバージョンを選択します。
ダイアログで を選択し、新しい展開パッケージを生成します。その後、サーバの Deployment Packages タブにリスト表示されます。 ボタンを使用して、既存のパッケージを編集できます。
生成した展開パッケージは、ローカルのハードディスク ()、ブラウザのデフォルトのダウンロード場所へダウンロードされ、それに応じて配布できます。ここで示す例では、インストーラーパッケージの結果は、AltiumDesigner16-1_incl-Draftsman.msi
です。
更新の設定
Infrastructure サーバの Updates タブでは、取得したソフトウェアや拡張機能を手動、または自動で最新の状態に保つことができます。実際には、サーバは、サーバのローカルストレージに追加されている製品/拡張機能(Local Vault タブにリスト表示されている通り)に関する最新の更新を自動で検出し、リスト表示します。
Updates 下の項目を手動で更新するには、 ボタンを選択します。または、Automatic Update チェックボックスにチェックを入れて、自動で最新バージョンを取得できます。自動更新チェックと取得プロセスは、ADMIN » SETTINGS ページの Network Installation で指定した間隔で行われます。ここで示す例では、Altium Designer 16.1 のみ取得されています。Updates リストには、最新バージョンの Altium Designer(この場合、Altium Designer 17)と、それと互換性がある最新バージョンの Draftsman 拡張機能が表示されます。
Updates タブには、製品や拡張機能が表示されている場合(つまり、多くの製品/拡張機能が取得され、サーバに保存されている場合)、特に役立つ追加機能があります:
取得したソフトウェアを更新した時、ソフトウェアファイルから以前に生成された展開パッケージは、out of date(古い)になることに注意してください。展開パッケージは、新しい更新を適応させるために編集するかもしれませんが、新しい適切な名称の展開パッケージを作成する方が、望ましい方法です。
ソフトウェアのインストールを展開
Infrastructure サーバの Network Installation Service (NIS) は、インストーラーパッケージ (*.msi
)、または集中化管理された Microsoft Active Directory ドメインの Group Policy Installation を使用して、リモートでソフトウェアをインストールできます。双方の場合も、Infrastructureサーバは、展開されたインストーラーで取得されたインストールファイルのネットワークソースとして働きます。
個々のワークステーションへソフトウェアを直接、展開するには、共有されたネットワーク経由でその PC へ展開パッケージを生成するか(上記の概要 の通り)、または PC へ直接、コピーして展開します。それから、インストーラーを実行します。
ソフトウェアパッケージは、展開パッケージが Infrastructure サーバで作成された時に適用された configuration 設定(パス、ソフトウェアバージョン等)に従って PC にインストールされます。そのインストールファイルは、Infrastructure サーバのストレージからネットワーク上で入手されます。
インストールした時、展開されたソフトウェアは、Infrastructure サーバの Private License Service からライセンス認証を行えます。Infrastructure サーバで取得したライセンスを自動リースに設定し、ユーザの 役割を割り当てた 時、Infrastructure サーバへサインインし、新たにインストールしたソフトウェアのライセンス認証を行う必要があります。
ここでの例では、User2
が Engineering
の役割のメンバーです。このメンバーには、Altium Designer のライセンスが 15
シート割り当てられており、User2
が Altium Designer からInfrastructure サーバへサインインした時、自動でリース(使用)されます。
必要な場合、ソフトウェアの更新は、展開したソフトウェアのアプリケーション更新エンジンを介して、または配布用に新しい、更新した展開パッケージ (*.msi
) を作成して、または Active Directory ドメインのネットワーク構造内で Group Policy を使用して、更新を構成して、インストールできます。
例えば、Altium Designer のソフトウェア更新を Infrastructure サーバから直接、入手するには、Preferences ダイアログ (DXP » Preferences) の System – Installation ページで Local Installation service オプションを選択します – 新たにインストールしたソフトウェアからローカルの Infrastructure サーバへサインインした場合、これは自動で行われます。