Vault の接続方法を改善
Altium Designer 15.0 では、Altium Vault へ接続する方法を改善しました。Altium Designer 起動時に自動でサインインするオプションは、より明確になりました。また、選択した環境設定を維持し、自動で再利用する機能も含まれています。
1. DXP » Sign in Altium Vault コマンドを使用して vault へサインインする時、Connecting to Altium Vault ダイアログが表示され、そこに Sign me in when I start Altium Designer オプションがあります。これは、デフォルトで有効になっており、Altium Designer 起動時にサインインして、効率的に vault へ接続できるようにします。
2. 最初に vault へサインインする時、環境設定を記憶させるオプションがあります(Select a Configuration ダイアログで選択します)。目的の環境設定をクリックし、Remember my choice オプションを有効にします。この環境設定は、次回、vault へサインインする時、自動で反映されます(ダイアログは表示されません)。
Preferences ダイアログのSystem - Altium Vault ページにある Use the following configuration オプションを有効にします。vault へサインインしている時、他の環境設定を使用するには、ドロップダウンリストから選択します。これにより、サインアウトした後、次にサインインする時にその設定が反映されます。
3. 起動時に vault へ自動でサインインしないように設定した場合、Altium Designer を再起動する時、vault へ手動でサインインする必要があります。これは、ソフトウェアの別の場所から実行できます。最も簡単な方法は、DXP » Sign in Altium Vault コマンドを使用することです。通常、サインインは、vault への接続を追加する時、Preferences ダイアログの Data Management - Vaults ページで行います。しかし、vault を既に追加していた場合、ここから再度、サインインできません(もちろん、切断して再度、接続を追加しない限り)。そのため、Status 欄には、DXP » Sign in Altium Vault を使用して、再度、vault サービスへ接続する必要があるメッセージが表示されます。