Design Explorer (DXP) 統合プラットフォーム

 

DXP プラットフォームは、様々な設計ツールを 1 つの Altium Designer 環境へ統合します。この統合の一部として、一貫したユーザインターフェースや改善された相互に運用可能なツールを提供します。
更に、同じ機能を複数実行しないで(そのため、開発プロセスを早めることができます)、ツールの一般的な機能を幅広く提供する必要があります。結果として、DXP ベースのアプリケーションは、他のアプリケーションより多くの機能があります。
外部的に、プラットフォームにはメニュー、ツールバー、パネル、ショートカットキーを含むユーザが相互に利用できる機能が表示されます。内部的には、それは各サーバが接続するプラットフォームです。サーバが接続されると、それはどんな機能(または、プロセス)を含みか DXP プラットフォームに伝え、メニュー、ツールバー、ショートカット(リソース)の定義を渡します。ユーザがメニュー item を選択すると、DXP はメッセージを適切なサーバへ渡します(どんなプロセスを実行すべきかサーバへ伝えます)。

サーバとは何ですか?

日常的なコンピュータ-ユーザ言語で、サーバは、新しい機能をその環境へ追加するために DXP プラットフォームへ接続するモジュールです。それは、回路図エディタのようなドキュメントエディタから、pcb 上の穴を数える簡単な utility や Mixed-Signal Circuit Simulator のような複雑な解析エンジンまでに及びます。
ソフトウェアの専門用語では、各 Altium Designer のサーバは DLL (Dynamic Link Library) です。Microsoft Windows で DLL は機能や手順が構成されているライブラリで、様々なアプリケーションや他の DLL で使用できます。Microsoft は、ソフトウェアが再利用できる EXE/DLL モデルを開発しました。複数のアプリケーションで使用するソフトウェアの機能が、これらのライブラリに保存されています。これは、アプリケーションがその機能を必要とする時、呼び出しできます。アプリケーションに内蔵されている機能を使用するのと同様に、素早く容易に library (DLL) の機能を使用できるように、Windows は構築されています。 
Altium Designer(その DXP プラットフォームを通して)は、ユーザが直接、利用できる(メニュー、ツールバー、ショートカットを通して)各サーバの DLL 内で機能や手順を作成してこのモデルを拡張しています。
メニュー、ツールバー、ショートカットを通してサーバの機能をユーザが見れるのと同様に、各サーバは、公開された Application Programming Interface (API) を通して他のサーバがその機能を見れます。API は、DLL 内の機能をどのように使用するか定義したものです。その定義が公開されると、API は "open" と呼ばれます。そのため、この DLL 内の機能は他の EXE や DLL がアクセスできます。
また、API は、ユーザがリソースを通して利用できる機能と同じ機能へプログラムに従ってアクセスできるだけでなく、エディタが公開したデザインドキュメントの操作情報を直接、サポートする機能が API に含まれています。この例として Schematic サーバです - 編集のために回路図ドキュメントを開いている時、Mixed-Signal Circuit Simulator は、直接、API を通してこのドキュメントの内容を調べることができます。このメカニズムを使用して、シミュレーションを実行して波形解析を生成するために必要な、回路図上のオブジェクトに関する情報を抽出できます。

インストールされているサーバを表示

現在、インストールされているサーバ(すなわち、DXP 統合プラットフォームへ接続された)のリストは、EDA Servers ダイアログ(図 1)から表示できます。このダイアログは、メインの DXP メニューから System Info コマンドを選択して表示します。

図 1. インストールされているサーバのリスト

サーバは3つのカテゴリに分類できます:

  • Document Editor/Viewers - これらのサーバには、ドキュメント編集(または、表示)ウィンドウが表示されます。例えば、回路図やPCBエディタです。
  • Wizards - これらのサーバは、ウィザードとしてポップアップ表示されます。そこで、指示に従って各ページを設定します。例えば、PCB Board Wizard (PCBMaker) や PCB Component Wizard (CompMake) です。
  • Utility Servers - これらのサーバは、Document Editor サーバで働きます。一般的に、それらの機能を利用できるように item を Document Editor のメニューへ追加します。例えば、Mixed-Mode Simulation Server (SIM) や Hole Size Editor (HSEdit) です。
    リスト内のサーバに関する情報を表示するには、ダイアログのメニュー(ボタンや右クリック)から利用できるコマンドを使用します。あるいは、直接、項目をダブルクリックします。Server ダイアログが表示されます。そこから、document editor やプロセスのリストに関する情報を入手できます(図 2)。

図 2. サーバプロパティ
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