Item Manager で Out of Date Item を検出しレポート

 

製品開発中、通常、変更が発生します。例えば、コンポーネントモデルを新しい描画基準へ更新したり、または新しいパラメータを追加するためにコンポーネント定義を更新する場合があります。これらの変更は、回路図シートへ反映する必要があります。  

Item Manager は、現在、Not Managed (Altium Vault に無いことを意味します) であるコンポーネントを検出、管理するために使用したり、Out of date である Item を検出、管理するために使用します。Item Manager は、Vault 内の Item と、現在のデザイン (PrjPcb、または管理された SchDoc) で見つけた Item を比較します(相違をフラグ表示します)。Out of date Item は容易に更新でき、レポートも生成できます。 

Out of date Item を識別する機能と、Item Manager からレポートを生成する機能は、Altium Design 13.2 で導入されました。

必要な更新がある時を検出

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Item Manager を開いた時 (Tools » Item Manager)、回路図プロジェクトは自動でコンパイルされ、全てのコンポーネントがリスト表示されます。また、それらが管理されているか、管理されていないかフラグ表示されます。それから、Vault 内の Item の Revision と、回路図上にある管理されたコンポーネントの Item-Revision を比較します。Vault で新しいレビジョンの Item がある場合、これらは Item ManagerRevision Status 欄にフラグ表示されます。この Item は(下図のように)Out of date として表示されます。 

Out of Date として検出された 5 つのコンポーネント。それらを選択し、右クリックして更新。 

out of date item を最新にするには、最初にそれを選択する必要があります。選択したら右クリックし、メニューから Update to Latest Revision を選択します。ダイアログの New Settings 領域には、各新しい Item-Revision の詳細が表示されます。ECO ボタンをクリックし、Apply ECO を選択します。これにより、Change Order が生成され、デザイン内のコンポーネントへそれらが適用されます。これらの Item は最新のレビジョンへ更新されます。 

Item Manager 内の Item をまとめ、ソートするためのコントロール機能が多数あります。始めに、ダイアログの下部にある Show をクリックして、Item タイプ(Unmanaged ItemsComponents)を有効にします。Group By オプションを無効にし、1 つのリストに全てのコンポーネントを表示します。それから、Revision Status 欄のヘッダをクリックしその欄でソートします。この結果、Out of Date の Item がまとめられ、更新できる状態になります。 

Item Manager の更新をレポート

Item Manager に表示された変更を実行する前に、デザインを検証して各変更の承認を確認したい場合があります。これに対応するために、Item Manager で現在のリストのレポートを生成できます。これを行うには、下図のように Item Manager の任意の場所で右クリックし、メニューから Export を選択します。必要に応じて、レポートを保存する場所や名称を決めます。 

Item Manager からレポートを生成するために、右クリックメニューから Export を選択。 

レポートは HTML ファイルとして生成され、現在の Item Manager の表示と同じレイアウトで表示されます。下図に示すレポートは、上図に示す Item Manager から生成されました。 

レポートは、Web ブラウザで表示できる HTML フォーマットで生成されます。 

 

 

 

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