Microchip タッチコントロールの対応
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利用できるタッチコントロールを拡張し、Altium Designer では Microchip® mTouch® センサーコントローラを使用するための平面容量センサーパターンを PCB で作成できます。
サポートされているセンサー
以下のセンサーを PCB デザインで使用できます:
これらのセンサーは、自己静電容量(one-dimensional センサー)です – 1 つの軸に沿って指の移動を検出します。
センサーの利用
タッチセンサーは、インストールフォルダ \Library\mTouch
にある Microchip mTouch 統合ライブラリ (Microchip mTouch.IntLib
) からデザインに配置しセンサータイプを設定します。
必要に応じて設定したら PCB へ更新します。ECO は変更を反映するために使用され、その結果、センサーパターンが PCB に配置されます。PCB 上の各センサーコンポーネントは、通常のフットプリントではなく、実際の銅箔の電極パターンです。パネルは、基板を実装する時にセンサーの上に配置されます。
センサーパターンは PCB 側で修正し、ECO を通して回路図シートに変更を戻すこともできます。
以下の項目では、デザインに配置するセンサーコンポーネントの詳細(設定オプションや PCB でのセンサーパターン)を記載します。それぞれの場合に、デフォルト設定が表示されます。
Chevron mTouch スライダー
Microchip mTouch センサーコントローラへ直接、接続するために n-channel chevron スライダーを利用するには、mTouchChevronSlider
コンポーネントを使用します。PCB 上のセンサーパターンは、1xn 列の chevron 形状の電極から成ります(n は指定したデバイス数です)。隣接して n 個に分割されているセンサーパターンです。chevron 角度や、センサーの高さ、幅をコントロールできます。また、センサー間のギャップもコントロールできます。
Linear mTouch スライダー
Microchip mTouch センサーコントローラへ直接、接続するために 2 チャンネルのリニアスライダーを利用するには、mTouchLinearSlider
コンポーネントを使用します。PCB 上のセンサーパターンは、2 つの電極から成ります。これらは、隣接して 2 つに分割されているセンサーパターンです。電極形状は、四角形と三角形で形成されています。電極は、ギャップで分割され、三角形の部分が組み合わされています。このスライダーは、ユーザの指が 1 つのセンサーから他のセンサーへ伝わるように、リニアに出力されます。
Mutual Ring mTouch センサー
Microchip mTouch センサーコントローラへ直接、接続する 2 チャンネル mutual ring センサーを利用するために、mTouchMutualRingSensor
コンポーネントを使用します。PCB 上のセンサーパターンは、同心円間にギャップがある 2 つの電極から成ります。内部のパッドの半径と、外部のパッドの '厚さ' を定義します。
Microchip センサーコントローラ
センサーパターンに相当する電極へ接続する Microchip mTouch センサーコントローラ(一般的に PIC デバイス)は、Content Store の Unified Components 項目内の Microchip pages にあります。store で直接、またはブラウザベースのインターフェースを通して Altium Vault でコンポーネントを閲覧します。そして、Altium Designer を通して Altium Vault へ接続し、デザインへコンポーネントを配置します。または、store ページから Zip ファイルとして統合ライブラリをダウンロードします。