入門チュートリアル - デバイスピンの状態をモニタ

デザインが FPGA にダウンロードされると、Hard Devices のチェーンで FPGA ピンの状態をモニタできるようになります。実際に実行するには、デバイスに関連する JTAG Viewer パネル(計器パネルからアクセスできます)を Live Update モードで実行するように設定します。

高密度なコンポーネントパッケージが、デバイスピンの物理的なプロービングを不可能にしているところでは、JTAG Viewer パネルが物理的デザインのデバッグを「仮想的なスタイル」で容易にします。そこでは、JTAG 通信を標準で使用して、FPGA だけでなく、デザイン内の任意の JTAG 準拠デバイスのピン状態を確認します。各ピンの状態を表し、回路図シンボルとフットプリントの両方のイメージを含めることで、デザインの分析とデバッグを手助けします。

既にクロック分周器を導入して、カウンタをスローダウンさせたので、デバイスピンの動作をよりクリアに観察することができます。更に先に進んで、中をのぞいてみましょう。

  • Devices ビューから、FPGA 上でプログラムを実行しながら、Hard Devices チェーン内の物理 FPGA デバイス用アイコンをダブルクリックします。Instrument Rack - Hard Devices パネルが表示されます(図 1)。
     

    図 1. 物理的 FPGA デバイス用の Instrument パネル。
  • JTAG Viewer Panel ボタンをクリックして JTAG Viewer パネルにアクセスします。Live UpdateHide Unassigned I/O Pin の両オプションが有効になっていることを確認してください(図 2)。
     

    図 2. デバイスピンのライブモニタリング。
  • これで、回路の動作中でも物理 FPGA デバイスのピンを観察できるようになりました。回路の実行に伴って、LED アイコンが次の LEDS() ポートへどのように点灯していくか、また、ツイストリングカウンタの典型的な出力を示しているかどうかに注意してください。コンポーネントシンボル上の関連ピンや点灯するフットプリントについて、各ピンがアクティブになる様子を確認することもできます。
  • カウントシーケンスの向きを NanoBoard の DIP スイッチを使用して変更し、変更がパネルに反映されていることを確認します。
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