デバイスシートの使用

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デバイスシートは、プロジェクト間で再利用できるモジュールを提供しブロックを構築して設計プロセスを容易にします。デバイスシートシンボルはコンポーネントのように配置し回路図を参照します。これは、シートシンボルと回路図ドキュメントと同じように機能しますが、プロジェクトに追加されません。 

デバイスシート

デバイスシートは、別のデザインで再利用する目的で開発されたブロックを構築しています。これは、通常、プロジェクト間で共通で使用する回路を含みます。 

図 1. デバイスシートフォルダには、プロジェクトで利用できるデバイスシートが含まれます。デバイスシートをプロジェクトに配置すると、デバイスシートは通常の回路図ドキュメントと異なる固有のアイコンで表示されます。1 つのデバイスシートは複数のプロジェクトで使用できます。

デバイスシートは、通常の回路図ドキュメントとしてデバイスシートフォルダに保存されます。デバイスシートは配置後、コンポーネントのようにプロジェクトで参照されます。プロジェクトをコンパイルすると、デバイスシートはプロジェクト階層に含まれます。そして、Projects パネルで異なる回路図ドキュメントのアイコンで表示され、回路図ドキュメントと区別できます。

プロジェクトでデバイスシートを作成、配置する方法 

デバイスシートの作成と指定 

デバイスシートは、シートシンボルが配置されている回路図ドキュメントを含む通常の回路図ドキュメントとして作成できます。デバイスシートをプロジェクトに配置する時、デフォルトでデバイスシートは読み取り専用です。デバイスシートを修正する方法については、このドキュメントの デバイスシートの編集 の項目を参照してください。 

  1. デバイスシートを保存するフォルダを作成します。要求に応じて、Data Conversion、Power Management、Interface のようなサブフォルダと Device Sheet フォルダと言うメインフォルダを作成できます。
  2. ステップ1で作成したデバイスシートフォルダへ、新しい回路図ドキュメントを作成、または既存の回路図ドキュメントを保存します。
  3. Altium Designer でデバイスシートフォルダを指定します。これは以下の方法を実行します:
  • DXP » Preferences コマンドを選択し Preferences ダイアログを表示します。
  • Data Management フォルダの Device Sheets タブを選択します。
  • Add ボタンをクリックしデバイスシートフォルダを指定して OK をクリックします。 
  • Include Sub-folders のチェックボックスを有効にして OK をクリックします。

デフォルトで、C:\Users\Public\Documents\Altium\AD 10\Library\Device Sheets のパスは既に Preferences で設定され、Include Sub-folders は有効になっていることに注意してください。これは、アプリケーションのデフォルトのインストールパスです。もし、カスタムの場所に Altium Designer をインストールした場合、この場所が設定されます。 
NanoBoard--NB2DSK プロジェクトで使用するためのデバイスシートがインストールパスの \Library ディレクトリ下に含まれています。このプロジェクトは \Examples\Reference Designs\NanoBoard-NB2DSK 下に保存されています。 

プロジェクトでデバイスシートシンボルを配置 

デバイスシートを保存してその場所を指定したら、デバイスシートを表すデバイスシートシンボルは以下の方法でプロジェクトに配置できます:

  • 回路図ドキュメントで Place » Device Sheet Symbol コマンドを使用します。 
  • 回路図ドキュメントで右クリックし、ポップアップメニューから Place » Device Sheet Symbol を選択します。 
  • ショートカットキー P » I を使用します。 
  • ツールバーでデバイスシートアイコン をクリックします。 
    Device Sheet フォルダがリスト表示された Select Device Sheet ダイアログが表示されます。

図 2. デバイスシートには標準のシートと異なるグラフィカル属性があります。デバイスシート(リサイクル)アイコンは、プロジェクト内、全体で再利用できるデバイスシートを参照することを示します。

注意: このダイアログから Device Sheet Folders ボタンをクリックして(デバイスシートフォルダを追加、または削除できる Device Sheet Folders ダイアログが表示されます)、デバイスシートフォルダを指定できます。 
デバイスシートを指定するためにフォルダを選択、またはデバイスシート名全体、一部を検索するために Filter 欄を使用してナビゲートできます。Filter 欄はワイルドカード (*) は必要無く大文字、小文字の区別はありません。 

  • デバイスシートを選択して OK ボタンをクリックします。 
  • 配置するためにデバイスシートを選択すると、カーソルは十字に変更します(カーソル下にデバイスシートシンボルが表示され編集モードを表します)。クリックしてデバイスシートシンボルを配置します。 
    デバイスシートシンボルを回路図ドキュメントに配置後、標準のシートシンボルと同じ方法で働きますが異なるグラフィカル属性でデバイスシートを参照します。デバイスシートのシートシンボルファイル名(この場合、AUD_LM4849_AMP)は.SchDoc ファイルの拡張子を使用しないことに注意してください。 

図 3. プロジェクトに配置されたデバイスシートシンボル。

プロジェクトのコンパイル

コンパイルと同時に、参照されたデバイスシートは Projects パネルのプロジェクトツリーに追加されます。デバイスシートは、通常の回路図ドキュメントと異なるアイコンになります。これは、これらのシートがプロジェクトに追加されるのではなく既存のデバイスシートを参照することを示します。


複数のデバイスシートと回路図ドキュメントが 1 つのプロジェクトにあることを示す Projects パネル。 

デバイスシート属性

デフォルトでデバイスシートは読み取り専用です。デバイスシートシンボルを配置してプロジェクトをコンパイルしたら、グラフィカル属性を表示するためにデバイスシートを開きます。デフォルトでデバイスシートはリサイクルマークの透かしが表示され、Editor タブの名称に(ReadOnly)のサフィックスが付きます。  

図 4. 読み取り専用のデバイスシート。デザインウィンドウの下部にある Editor タブの名称には、編集できないデバイスシートを表すサフィックス(ReadOnly)があることに注意してください。また、Read Only やリサイクルマークの透かしがあります。

もし、デバイスシートの編集 が可能な場合、デバイスシートのグラフィカル属性は変わります。 

デバイスシートの編集

プロジェクトで直接、またはデバイスシートフォルダ内のソース回路図ドキュメントでデバイスシートを編集できます。 

プロジェクトで直接、デバイスシートを編集

プロジェクトで直接、デバイスシートを編集するには以下の方法を行います:

  • DXP » Preferences コマンドを選択し Preferences ダイアログを表示します。
  • Schematic フォルダ下の Device Sheets タブを選択します。 
  • Make Device Sheets in Projects Read-Only のチェックボックスを無効にし OK をクリックします。 

このダイアログで設定した preference は、グローバルで全てのプロジェクトに反映されます。続ける前に全てのプロジェクトのデバイスシートを編集したいかを確かめてください。デバイスシートで行った変更はデバイスシートフォルダ内のソースに保存されます。そして、これらのデバイスシートを参照する全てのプロジェクトはコンパイルと同時に更新されます。

デバイスシートを編集できる状態になると Read Only の透かしは削除され Editor タブの名称にサフィックス(ReadOnly)はありません。 

図 5. 編集できるデバイスシート。Make Device Sheets in Projects Read Only のチェックボックスが無効に設定されると、Read Only の透かしと Editor タブのサフィックス(ReadOnly)は削除されます。デバイスシート(リサイクル)の透かしは、デバイスシートで作業していることを表すためにデフォルトでそのまま残ります。

デバイスシートフォルダからデバイスシートを編集 

デバイスシートフォルダからデバイスシートを編集するには以下の方法を行います:

  • デバイスシートを参照している全てのプロジェクトを閉じます。それから、デバイスシートフォルダのソースからデバイスシートを開きます。 
  • 編集するためにデバイスシートを開きます。この状況でデバイスシートは通常の回路図ドキュメントのようであることに注意してください。 
  • 修正し変更を保存します。
    注意: デバイスシートを変更したら、デバイスシートを参照している全てのプロジェクトはコンパイルと同時に更新されます。 

透かし表示のオプション

Preferences ダイアログの Device Sheets タブで透かし表示のオプションを設定できます。デバイスシートが読み取り専用である時、デフォルトで Read Only とデバイスシート(リサイクル)の透かし表示は有効です。  

読み取り専用の透かし表示

読み取り専用のデバイスシートで Read Only の透かし表示を無効にするには以下の方法を行います:

  • DXP » Preferences コマンドを選択し Preferences ダイアログを表示します。
  • Schematic フォルダ下の Device Sheets タブを選択します。  

  • Display "Read Only" Watermark チェックボックスを無効にし OK をクリックします。


注意: デバイスシートを編集できる場合、デフォルトで Read Only の透かし表示は削除されます。そして、Display "Read Only" Watermark のチェックボックスは無効で inactive です。  

デバイスシートの透かし表示

デバイスシート(読み取り専用、または編集できるデバイスシート)でデバイスシート(リサイクル)の透かし表示を無効にするには以下の方法を行います:

  • DXP » Preferences コマンドを選択し Preferences ダイアログを表示します。 
  • Schematic フォルダ下の Device Sheets タブを選択します。 
  • Display Device Sheets Watermark のチェックボックスを無効にし OK をクリックします。 


注意: 読み取り専用のデバイスシートでは、読み取り専用とデバイスシート(リサイクル)の透かし表示、読み取り専用の透かし表示、デバイスシート(リサイクル)の透かし表示か選択できます。編集できるデバイスシートでは、デバイスシートシンボルの透かし表示を表示するかしないか選択できます。 

Advanced Topics

デバイスシートのデバイスシートシンボル

デバイスシートにデバイスシートシンボルを含める場合があるかもしれませんが、階層のためトップシートにはできません。デバイスシートのデバイスシートシンボルをプロジェクトで正しく参照するには以下を行います:

  • デバイスシートフォルダ内の全ての回路図ドキュメントを保存し、デバイスシートフォルダを指定します。 
  • 回路図ドキュメントにデバイスシートシンボルを配置します。 
  • プロジェクトをコンパイルする時、プロジェクトで参照した全てのデバイスシートは Projects パネルに追加されます。 

図 6. この回路図ドキュメントは、デバイスシートシンボルがあるデバイスシートとして保存されます。

デバイスシートのシートシンボル

デバイスシートに標準のシートシンボルを含めるかもしれません。デバイスシートのシートシンボルをプロジェクトで正しく参照するには以下を行います:

  • 回路図ドキュメントに標準のシートシンボルを配置します。 
  • デバイスシートフォルダの全ての回路図ドキュメントを保存します。 
  • プロジェクトをコンパイルする前に、シートシンボルで参照した回路図ドキュメントを追加します。そのドキュメントが存在する場合、プロジェクト(.PRJPCB)で右クリックしポップアップメニューから Add Existing to Project を選択します。もし、そのドキュメントが存在しない場合、シートエントリを右クリックしポップアップメニューから *Sheet Symbol Actions » Create Sheet from Symbol を選択します。 
    プロジェクトをコンパイルすると、プロジェクトで参照した全てのデバイスシートが Projects パネルに追加されます。 

図 7. この回路図ドキュメントは、シートシンボルがあるデバイスシートとして保存されます。

デザインとデバイスシートの Refactoring 

デザイン Refactoring は、既存の回路図シートをデバイスシートへ(この逆も)変換できます。従来のカットアンドペーストと違い、Refactoring は下位回路(シートとデバイスシートシンボルを含む)の Unique Identification の値を維持します。そのため、回路図の下位回路は常に PCB エディタで物理的にリンクされます。 
既存の回路図シートをデバイスシートへ変換するには以下を行います:

  • デバイスシートへ変換するために回路図シートを表すシートシンボルを選択します。 
  • Edit » Refactor コマンドを選択し Convert Selected Schematic Sheet To Device Sheet オプションを選択します。または、選択したシートシンボル上で右クリックしポップアップメニューから Refactor » Convert Selected Schematic Sheet To Device Sheet を選択します。  

図 8. Design Refactoring を使用して回路図シートをデバイスシートへ変換。 
  • 以下のコントロールが可能な Convert Schematic Sheet to Device Sheet ダイアログが表示されます。希望の設定を選択して OK ボタンをクリックすると、シートシンボルがデバイスシートシンボルに変更します。そして、回路図ドキュメントはターゲットのデバイスの位置へ移動します。
  • コンパイルと同時に、回路図シートを置き換えて、参照したデバイスシートは Projects パネルのプロジェクトツリーに追加されます。 

図 9. Convert Schematic Sheet to Device Sheet ダイアログ。

ターゲットのデバイスシートの場所 

デフォルトのデバイスシートフォルダの場所はターゲットのデバイスシートの場所(C:\Program Files\Altium Designer\Library\Device Sheets)にあります。新しいデバイスシートのターゲットの場所を変更するには、browse ボタン をクリックし Choose Device Sheet Folder ダイアログを表示します。デバイスシートは、設定したデバイスシートフォルダに保存するために必要です(Device Sheet Folders ボタンをクリックして新しい場所を設定できます)。
デフォルトのデバイスシートフォルダの場所からターゲットのデバイスシートの場所を変更する場合、次にダイアログを開く時に新しく設定した場所が表示されます。 

Convert Schematic Sheet and Update all Relevant Sheet Symbols in the Current Project 

このオプションは、選択したシートシンボルをデバイスシートシンボルへ変換し、ターゲットの場所に新しいデバイスシートを作成します。プロジェクト内の全てのシートシンボルは更新されます。このオプションは、デフォルトで有効です。もし、このオプションが無効の場合、次にダイアログを開く時に設定した内容が表示されます。 

Convert Schematic Sheet and Update all Relevant Sheet Symbols in the Current Workspace

このオプションは、選択したシートシンボルをデバイスシートシンボルへ変換し、ターゲットの場所に新しいデバイスシートを作成します。ワークスペース内の全てのシートシンボルは更新されます。Undo は、複数のシートではなく現在の回路図シートにのみ動作することに注意してください。このオプションはデフォルトで無効です。もし、このオプションが有効の場合、次にダイアログを開く時に設定した内容が表示されます。 

Create Device Sheet from Schematic Sheet and Update only the Current Sheet Symbol

このオプションは、選択したシートシンボルをデバイスシートシンボルへ変換し、ターゲットの場所に新しいデバイスシートを作成します。現在のシートシンボルのみが更新されます。このオプションはデフォルトで無効です。もし、このオプションが有効の場合、次にダイアログを開く時に設定した内容が表示されます。

Compile Project(s) after Conversion

変換後にコンパイルするにはこのオプションを有効にします。もし、ワークスペースでシートを refactor した場合、ワークスペース内の全てのプロジェクトはコンパイルされます。このオプションはデフォルトで無効です。もし、このオプションが有効の場合、次にダイアログを開く時に設定した内容が表示されます。 

Converting Device Sheets to Schematic Sheets using Refactoring

Design Refactoring は既存のデバイスシートを回路図シートへ変換できます。 
既存のデバイスシートを回路図シートへ変換するには:

  • 回路図シートへ変換するためにデバイスシートシンボルを選択します。
  • Edit » Refactor コマンドを選択し Convert Selected Device Sheet To Schematic Sheet オプションを選択します。あるいは、選択したシートシンボルを右クリックしポップアップメニューから Refactor » Convert Selected Device Sheet To Schematic Sheet を選択します。  

図 10. Design Refactoring を使用してデバイスシートを回路図シートへ変換。
  • 以下に記述したコントロールが可能な Convert Device Sheet to Schematic Sheet ダイアログが表示されます。希望の設定を行い OK ボタンをクリックすると、デバイスシートシンボルはシートシンボルに変更され、回路図ドキュメントはターゲットの回路図シートの場所に移動します。 
  • コンパイルと同時に、変換された回路図シートはデバイスシートと置き換えられ Projects パネルのプロジェクトツリーに追加されます。 

図 11. Convert Device Sheet to Schematic Sheet ダイアログ。

Target Schematic Sheet Location

ターゲットの回路図シートは現在のプロジェクトパスにあります。回路図シートのターゲットの場所を変更するには、browse ボタン をクリックし Open ダイアログを表示します。  

Create Schematic Sheet from Device Sheet and Update all Relevant Sheet Symbols in the Current Project 

このオプションは、選択したデバイスシートシンボルをシートシンボルへ変換し、ターゲットの場所に回路図シートを作成します。現在のプロジェクトの全てのシートシンボルは更新されます。このオプションはデフォルトで有効です。もし、このオプションを無効にした場合、設定した内容は次にダイアログを表示する時に保持されます。 

Create Schematic Sheet from Device Sheet and Update only the Current Sheet Symbol

このオプションは、選択したデバイスシートシンボルをシートシンボルへ変換し、ターゲットの場所へ新しい回路図シートを作成します。現在のシートシンボルのみ更新されます。このオプションはデフォルトで無効です。もし、このオプションを有効にした場合、設定した内容は次にダイアログを表示する時に保持されます。 

Compile Project(s) after Conversion

変換後、コンパイルするにはこのオプションを有効にします。このオプションはデフォルトで無効です。もし、このオプションを有効にした場合、設定した内容は次にダイアログを表示する時に保持されます。 

シグナルハーネスとデバイスシート

デバイスシートはシグナルハーネスを含めることができます。デバイスシートをプロジェクトへ配置する時、ハーネス定義ファイルはプロジェクトで参照されます。デバイスシートを使用して参照されるハーネス定義ファイルは、Projects パネルで標準のハーネス定義ファイルと異なるアイコンで表示されます。 

回路図シートとデバイスシートの番号割り付け 

デバイスシートがデフォルトの読み取り専用の状態の場合、シートナンバーを変更できません。これは、Tools » Number Schematic Sheets コマンドを使用して Sheet Numbering ダイアログを開く時に明らかです。デバイスシートを含む列は、読み取り専用であることを示す斜め線で表示されます。 

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図 12. デバイスシートは読み取り専用であることを示す斜め線で表示され、シートナンバーは編集できません。

デバイスシートのシートナンバーを修正したい場合、以下の Editing Device Sheets の項目の方法を行います。  
デバイスシートの編集を有効にしたら、Tools » Number Schematic Sheets コマンドを使用して回路図シートのシートナンバーを編集できます。編集できるようにした場合、デバイスシートを含む列は斜め線で表示されません。 

図 13. 編集できる設定にしたら、デバイスシートはプロジェクトの他の回路図と同様に斜め線が無い状態で表示されます。

デバイスシートで行った変更は、デバイスシートフォルダ内のソースに反映されます。そして、これらのデバイスシートを参照している全てのプロジェクトはコンパイルと同時に更新されます。以下に記述したように、Annotate Compiled Sheets コマンドを使用してソースドキュメントを変更しないで、コンパイルしたデバイスシートのシートナンバーを設定できます。

アノテーション

回路図エディタの Board Level Annotate コマンドを使用して、ボードレベルでコンポーネントをアノテートできます。この機能は、デバイスシートを使用する等で複製されたデジグネータがある場合に使用します。 
事前に定義した割り付け方針(PCB ドキュメントからのバックアノテート、またはカスタム名を作成)から選択できます。また、プロジェクトのコンポーネント、選択したコンポーネント、デジグネータを割り付けていないコンポーネントのみ選択できます。
Tools » Board Level Annotate を使用してプロジェクトの PCB コンポーネントのデジグネータを割り付けます。 
Board Level Annotate ダイアログが表示されます。ダイアログの左側はフィルタやスコープの設定です。右側は提案した変更が表示されます。 


Board Level Annotation Options を設定した後、Proposed Change List を確認し Accept Changes (Create ECO) ボタンをクリックします。 
Engineering Change Order ダイアログで ECO を実行します。

コンパイルしたデバイスシートをアノテート

全てのデバイスシート(編集できる、または編集できない)は Annotate Compiled Sheets コマンドを使用してアノテートできます。この機能は、コンパイルしたドキュメント(物理的なデザインの表現)のデジグネータを独自に割り付けできます。アノテーション情報は *.Annotation ファイルに保存され、デバイスシート自体は編集されません。
Annotate Compiled Sheets コマンドは、プロジェクトの他のシートのようにデバイスシートを扱いAnnotation オプションに従ってアノテートします。 

トラブルシューティング

デバイスシートを含むプロジェクトを開きデバイスシートの場所を指定していない場合、以下のダイアログでデバイスシートが見つからない状態でリスト表示されます。この問題を解決するには、デバイスシートの 場所を指定してください


デバイスシートとデバイスシートシンボルは、標準の回路図ドキュメントやシートシンボルのように働きます。もし、デバイスシートシンボルについて見つからない子シートのコンパイルエラーが起こる場合、デバイスシートシンボルを含む全てのデバイスシートがこの問題を解決するために設定されていることを確認してください。 

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