SiSoft Quantum-SI エクスポート
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Altium Designer Release 10 では、PCBレイアウトを SiSoft の Quantum-SI CSV (値をカンマ区切り) ファイルフォーマットに保存できます。そして、ビアやパッドスタックと同様に、複雑なレイヤスタック、スプリットプレーンをサポートする正確なシグナルインテグリティ解析が可能です。
この機能を利用するには、PCBエディタの File メニューから Save As... を選択します。そして、Save As Type ドロップダウンの Export SiSoft Files (*.CSV) を選択します。
一度、SiSoft CSV ファイルを保存した時、Import & Setup Board をクリックしてプロジェクトの Post-Layout Verification タブ内の Setup & Assignment... を選択して、これを Quantum-SI プロジェクトにインポートできます。
この操作により、Import & Setup Board ウィザードが起動します。最初に、PCB Databased Type ドロップダウンを Altium に設定します。それから、neutral_pins.csv
ファイルは、SiSoftNeutral<PCB Filename> の名称で以前に生成された Altium Designer PCB プロジェクトの SiSoft エクスポートフォルダからロードされます。エクスポートによりフォルダが作成され、その中に複数のCSVファイル(1つは neutral_pins.csv
)が保存されます。一度、ファイルを保存し選択すると、Import & Setup Board ウィザードが表示され Altium Designer からエクスポートしたレイアウトデータを読み込みます。
一度、PCBをインポートすると、ウィザードで、レイヤスタック(やパッド/ビアスタック)、供給ネット、電圧、コンポーネントを含むデザインの特性を調節できます。
そこから、Quantum-SI でネットやピンをシミュレーション、クロックや信号ソースを設定できます。