ビデオ出力コンテナ
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Altium Designer Release 10 では、PCB 3D ビデオ 出力をサポートする新しい マルチメディア 出力媒体(マルチメディア パブリッシャー とも呼ばれます。)の機能が追加されました。PCB 3D ビデオ 出力の生成のために使用され、マルチメディア パブリッシャーの設定は簡単です。必要なものは、生成したビデオのファイル名、フォーマット、エクスポート設定を指定することです。高品質のビデオを作製するために、出力のために有効にした PCB 3D ビデオ の連続したキーフレームを挿入します。
アクセス
Output Media ペインからマルチメディア出力媒体を出力ジョブ ファイルへ追加します。[Add New Output Medium]
ボタンをクリックしメディアのリストから Multimedia を選択します。
設定
マルチメディア出力媒体の設定は、Multimedia Settings ダイアログから実行します。このダイアログへアクセスするには、その媒体上で右クリックし Multimedia Setup コマンドを選択します。あるいは、Output Media ペイン内の媒体を選択しショートカット Shift+Ctrl+O を使用します。
デフォルトで、生成したビデオファイルはメインのプロジェクトフォルダ(Project Outputs for ProjectName
)のサブフォルダに保存されます。そのビデオのファイル名は、デフォルトで出力ジョブ ファイル名になります。必要に応じて、出力ファイルパスやビデオファイル名を変更してください。
追加のオプションとして以下があります:
- 媒体に割り当てた PCB 3D ビデオ 出力ジェネレーターごとに独立したビデオを生成。もし、このオプションが有効な場合、各ファイルは出力ジョブ ファイルの出力ジェネレーターの名称の項目を使用して名称が決められます。
- 媒体が同じ名称の既存のファイルを上書きするかどうか促します。
- 配布プロセスが終了した後、ビデオを実行。分割したファイルとして複数のビデオを生成する時、エクスポート後、最初の出力(Enabled の項目の1)として有効にした PCB 3D ビデオ 出力ジェネレーターは開き、再生します。
動画のタイプやフォーマット(フレームサイズと同様に)を指定するには、Media Settings を使用します。以下の表は、現在、対応する動画タイプやフォーマットの概要です:
動画タイプ | 対応するファイルフォーマット |
---|---|
動画 (FFmpeg) | 3GP2 ( |
動画 (Windows マルチメディア) | Windows 動画ファイル ( |
動画 (Windows メディアフォーマット) | Windows メディアファイル ( |
選択した動画タイプやフォーマットのエクスポート設定を微調整するには Advanced Settings を使用します。これは使用するビデオコーデックの指定を含みます。以下の表は、選択した動画タイプ/フォーマットに基づいた利用できるコーデックの概要です。
動画タイプ/フォーマット | 対応するコーデック |
---|---|
FFmpeg / 3GP2 | H.263 / H.263-1996 |
FFmpeg / ASF | MPEG-4 part 2 Microsoft variant version 2 |
FFmpeg / ASF-Streaming | MPEG-4 part 2 Microsoft variant version 2 |
FFmpeg / AVI | MPEG-4 part 2 |
FFmpeg / フラッシュ | フラッシュビデオ (FLV) / Sorenson Spark / Sorenson H.263 |
FFmpeg / FLV | フラッシュビデオ (FLV) / Sorenson Spark / Sorenson H.263 |
FFmpeg / MOV | MPEG-4 part 2 |
FFmpeg / MP4 | MPEG-4 part 2 |
Windows マルチメディア | cvid Cinepak コーデック |
Windows メディア | Windows メディア ビデオ V7 |
全ての動画タイプ/フォーマットについて、エクスポートした動画は1秒ごとに 25
フレームのデフォルトフレーム率を使用して生成されます。Windows マルチメディアビデオのデフォルトピクセルフォーマットは 32
です。FFmpeg 動画(全てのフォーマット)のピクセルフォーマットは編集できず、Planar YUV 4:2:0, 12bpp, (1 Cr & Cb sample per 2x2 Y samples)
に設定されています。Windows メディアフォーマットの動画はピクセルフォーマットは定義されていません。
生成したビデオの品質を指定するには Quality スライダーを使用します。品質がより高いほどビデオの解像度はより良いですが、ファイルサイズはより大きくなります。
動画タイプ(動画(Windows メディアフォーマット))やビデオコーデック(Windows メディアビデオ V7)のデフォルト設定は、生成したビデオを開いて、Windows メディアプレイヤー 11 や RealPlayerで再生できるようになっており、すぐに PCB 3D ビデオ を生成できます。
PCB 3D ビデオ 出力ジェネレーターの関連付け
一度、マルチメディア出力媒体(必要に応じて、PCB 3D ビデオ 出力ジェネレーター)を追加、設定した場合、マルチメディア出力媒体を選択してから配布プロセスに含まれる各 PCB 3D ビデオ 出力ジェネレーター用の Enable をクリックします。有効にしたジェネレーターはその出力媒体に接続され緑色の線で表示されます。
配布するには、Output Media ペイン(ショートカット、F9)上の Multimedia ボタンをクリックします。配布が実行されます。ビデオが生成され、指定したフォルダに保存されます。もし、エクスポート後、ビデオを開くオプションを選択した場合、コンピュータにインストールしたソフトウェアでビデオが開き再生します。
出力する 3D ムービーの選択
PCB 3D ビデオ 出力ジェネレーターの設定は、PCB 3D Video ダイアログ(output generator でダブルクリック、または右クリックしコンテキストメニューから Configure を選択します。)内から実行します。Data Source 領域で指定した PCB ドキュメントのためのリストから、どの 3D ムービーを使用するか選択するためにそのダイアログを使用します。
ムービー設定の追加
PCB 3D ビデオ の表示を定義するために使用できる PCB 3D Video ダイアログに、2つの追加されたコントロールがあります。 ボタンはボードの影の表示を切り換えできます。
View Configurations ダイアログにアクセスするには ボタンを使用します。ここから、ボードの表示を調整でき、必要に応じて 3D 外形や STEP モデルの設定も変更できます。