ドキュメント管理 - オートセーブ、ローカルヒストリー、外部のバージョンコントロール

Altium Designer のような環境でエレクトロニクス製品を開発することは、多くの電子ファイルが発生します。これらのファイルは価値があります。会社の IP(Intellectual Property)であり、適切な方法で保存し整備する必要があります。ファイルを安全に維持するための多くの機能を含む Altium Designer では、バックアップ機能があります。また、必要であれば旧バージョンのデータを復旧できます。

実際のファイル自身とは別に、Altium Designer は以下のファイル ストレージ/管理 機能を含みます。:

  • Timed auto save backups - 指定した時間間隔で、全ての開いたファイルの複数のバージョンを自動で保存します。 
  • Local History - take a historical snapshot each time a file is manually saved, keeping the snapshots for the specified number of days.
  • Version Control - Altium Designer 内から 3rd パーティ Version Control System (VCS)への直接のインターフェース

Auto Save ファイルを Local History フォルダに追加するための Local History 機能を含む3 つの方法を使用して Altium Designer で設定できます。

オートセーブ バックアップ

Preferences ダイアログ(DXP»Preferences)の System - Backup ページで設定した Auto Save 機能は、指定した時間間隔で指定した場所に、更新された(ファイル名の後ろに*で示された。)全ての開いているファイルのコピーを保存します。各ファイルの10種のバージョンまで保存できます。この機能は、何らかの原因でファイルを保存できない場合に復旧するためのもので、例えば、電源が落ちてPCが突然、シャットダウンした場合です。AutoSave ファイルは、ファイル名に .~(X) が追加され識別されます。例えば、MySchematic.SchDoc ファイルは MySchematic.~(1).SchDocMySchematic.~(2).SchDoc 等として自動で保存されます。一度、指定したバージョン数が保存されると、ファイル名は再使用されることに注意してください。それは、最新のファイルを識別するために、ファイル名の括弧内の数字でなく、ファイルのタイムスタンプを使用する必要があることを意味します。 

Preferences ダイアログの Auto Save 設定

ローカルヒストリー

Main article: Storage Manager panel

Storage Manager パネルを介してアクセスした Altium Designer の内部の履歴管理システムは、履歴を維持し、外部のバージョンコントロールシステムを使用しないでドキュメントの変更履歴をたどることができます。ドキュメント履歴管理は、以前に保存したドキュメントのバージョンに戻ることはもちろん、物理的、論理的な相違を表示する機能を含みます。また、ローカルドキュメント履歴管理は、インストールされた Version Control System と調和して働きます。個々の設計者は、チームに適応したドキュメント管理システムである VCS と共に、ローカルヒストリーシステムを使用して変更を管理できます。

ローカルヒストリー管理システムでは、保存するごとにファイルのコピーが作成され、プロジェクトの History フォルダへ全てのコピーが保存されます(コピーは、保存する前のファイルです。)。プロジェクトの History フォルダは、プロジェクトファイルと同じフォルダ内に作成されます。  もし、プロジェクトに、サブフォルダに保存されたドキュメントが含まれている場合、このサブフォルダ構造は、History フォルダ内で繰り返されます。あるいは、全てのプロジェクトの履歴のために全体の保存場所を指定できます。 

Local History は、Preferences ダイアログの Version Control - Local History ページで設定されます。また、ファイル履歴の日数はここで設定されます。ファイル保存履歴は、長期維持します。ローカルヒストリーファイルは、ZIP ファイルフォーマットを読めるアプリケーションで開ける圧縮 ZIP フォーマットで保存されます。

ローカルヒストリー機能のオプション

Storage Manager パネル の下部の領域は、選択したファイルのローカルヒストリーを示します。各保存した順番でインクリメントして Version x, where x が表示されます。saved version を右クリックし、Apply a Label を選択します。これは、後で参照するために特定のバージョンの タグ となります。履歴リストでファイルを Open 、またはそのバージョンに Revert するにはファイルを右クリックします。それから、ファイルを Compare するには、CTRL + クリックで2つのファイルを選択し右クリックします。 

2つのドキュメントのバージョンの比較

外部のバージョンコントロール

Main articles: Storage Manager panel, Tutorial - Using Version Control in Altium Designer

バージョンコントロールは、多くの会社内で求められた電子ドキュメントの管理方法になります。  バージョンコントロールシステムは安全なだけでなく、会社の貴重なドキュメントの保存や復旧をコントロールできます。また、適切な比較ツール(ドキュメント変更を検出、調査する機能)で旧バージョンのドキュメントを容易に復旧できます。 

SCCI 対応 VCS、または直接、CVS、または SVN バージョンコントロールシステムのインターフェースを選択するには、Preferences ダイアログの Version Control - General ページで利用できるオプションを使用します。  

プロジェクトファイルが既にバージョンコントロールシステムに保存されて、適切な作業フォルダ(または、sandbox)へチェックアウトしている場合、Altium Designer と VCS をコントロールしたプロジェクト間の初期の接続も確立する必要があります。この接続を確立するには、Storage Manager パネル のプロジェクトファイルを右クリックし、Add Project To Version Control を選択します。これは、VCS にその他のプロジェクトのコピーを作成しません。将来的に、このプロジェクトで作業するために適切な VCS ファイルと設定を正しく構成できます。Altium Designer では、それがソースコントロール下でドキュメントの状態を正しく反映することを認識します。もし、プロジェクトが既にバージョンコントロール下でなかった場合、storage repository にプロジェクトファイル(現在のフォルダ内)を追加するこのプロセスを使用します。

一度、このステップが実行されると、Storage Manager パネルから直接、リポジトリに戻って変更の更新や Check In (または Commit)ができます。もし、CVS、または SVN ディレクトリで作業している場合、Storage Manager パネルの VCS Revisions の項目はアクティブなファイルのための修正情報をリスト表示します。  

Storage Manager パネルの修正情報へアクセス

参照

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