プライベートサーバ ライセンス - ライセンス使用率の調査

詳細情報: プライベートサーバ ライセンスの使用

プライベート ライセンス サーバをインストールし、必要なプライベートサーバ ライセンスのアクティベート/追加、そして使用するためにそれぞれのライセンス設定を行った後、実際にライセンスの使用率を調査したくなるのは当然のことです。調査した結果を元により、効率的にライセンスを使用できるような構成への変更が可能になります。

例えば、Comms Engineering チームで考えてみます。構成されたグループには、4本のライセンスがあります。調査した結果、2本のライセンスを使用している傾向があることが判明しました。必要本数に対して実際にアクセスできるライセンスの本数が少ない他のユーザや他のグループに残りの2本のライセンスを割り当てた方が良いことがわかります。

サーバー側では、様々な方法でライセンスの使用率をチェックすることが出来ます。

Licensing ダイアログ

現在のライセンス使用率のチェックを Licensing ダイアログで行う事ができます。ダイアログの License Usage 欄でライセンス表示の左にある (+) シンボルをクリックし展開すると現在そのライセンスを使用しているユーザの詳細が表示されます。User Count 欄では、現在使用されているライセンスの本数を表示しています。

From the Licensing dialog, you can view usage information for all licenses served by the Private License Server.

Security ダイアログ

現在のライセンスの使用率のチェックを Security ダイアログで行う事ができます。Licensing ダイアログの License Usage 欄のライセンスを選択し、Configure ボタンを押します。Security ダイアログでは、現在ライセンスを使用しているユーザにチェックが入っています。

Security ダイアログで直接、ライセンス使用者を確認できます。

ライセンス活動記録

更に活動記録を生成することでライセンスの稼動状況の詳細を調査することができます。Log Settings ダイアログでログ機能を有効に出来ます。Licensing ダイアログの Logging ボタンをクリックすることでアクセスできます。

ライセンス稼動状況をリアルタイムに記録する設定が可能です。

ログファイルを特定の保存場所に指定できます。デフォルトでは、下記フォルダにログファイルが保存されます。

\Documents and Settings\LocalService\Local Settings\Application Data\AltiumSecurityService

ログファイルは1個の連続したファイルではなく、複数ファイルのから成り立っています。ログファイルは、月曜日始まりの週単位で生成されます。機能の一つとして、ログファイルを保管しておく期間を指定することもできます。デフォルトでは、ログファイルは5週間保管されます。指定した期間を過ぎると次のファイルが生成される前に一番古いファイルは削除されます。

ログ情報

下記のときにログファイルに情報が書き込まれます。

  • アカウント ページ (DXP»アカウント) の 使用可能ライセンス からプライベートサーバ ライセンスを選択し、Use selected license オプションをクリックすることでライセンスを取得
  • アカウント ページの 使用可能ライセンス からプライベートサーバ ライセンスを選択し、Release selected license オプションをクリックすることでライセンスを解放

ライセンスを使用するために取得した時、ログファイルには2つのエントリが書き込まれます。

Date Time | "UserName" on computer "ComputerName" trying to check-out, license activation code "ActivationCode" for product named "PrivateServerLicenseName"

Date Time | "UserName" on computer "ComputerName" check-out completed, group "GroupName", license activation code "ActivationCode" for product named "PrivateServerLicenseName"

where,

UserName は、コンピュータへのログイン名です。 (例 Joe.Bloggs).

ComputerName は、ネットワーク上のコンピュータ名です。 (例 JoeTest).

ActivationCode は、プライベートサーバ ライセンスの 8 文字のアクティベーションコードです。(例 ABCD-WXYZ).

PrivateServerLicenseName は、アカウント ページの 使用可能ライセンス 欄に表示されるライセンス名です。
(例 Altium Designer Custom Board Implementation, Summer 09).

GroupName は、プライベートサーバ ライセンスに定義されたグループ名です。 (例 PCB Design)

使用していたライセンスを解放する時、ログファイルには2つのエントリが書き込まれます。

Date Time | "UserName" on computer "ComputerName" trying to check-in, license activation code "ActivationCode" for product named "PrivateServerLicenseName"

Date Time | "UserName" on computer "ComputerName" check-in completed, license activation code "ActivationCode" for product named "PrivateServerLicenseName"

下記は、ログファイルの例です。ログエントリを切り離す為にスペースを挿入し、実際のアクティベーションコードを CODE-HERE に変更しました。

ログファイルのサンプルです。
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